お知らせ

亘理町・いちょうの実幼稚園へ

2018.2.21

今日は宮城県の沿岸南部にある亘理町へうかがいました。今朝も氷点下の寒さでしたが、いちょうの実幼稚園の子供たちは元気いっぱいに迎えてくれました。
題して「ほっこりあったかーくすてきなコンサート」、出演は仙台フィルメンバーによる弦楽四重奏(ヴァイオリン小池まどかさん、ヴァイオリン伊部祥子さん、ヴィオラ清水暁子さん、チェロ八島珠子さん)です。

モーツァルト、ブラームス、アンダーソンなどクラシック曲と、『山の音楽家』『いちねんせいになったら』などの童謡をたっぷりと演奏しました。
「子供たちは普段から歌と音楽が大好きなんですよ」と先生方がおっしゃっていたように、演奏に合わせてみんなが歌ったときはものすごいパワーが会場に満ち満ちて、演奏家もびっくりしていましたよ。みんなのすごい足踏みで床が揺れるほどでした。

演奏家が楽器の仕組みについてクイズを出すと、いっぱい手が挙がって「ウマ!」「ヘビ!」「キツネ!」といろんな答えが飛び出してきて、その様子をお母さんたちがニコニコと楽しそうに見守っていました。
最後に、演奏の御礼にと子供たちが手話付きで歌を披露しました。まっすぐで、一所懸命で、純粋なその歌声に演奏家の皆さんは思わずぽろぽろと涙を流していました。

子供たちが教室に帰ったあと、お母さんたちのためにハイドン『ひばり』の演奏が贈られました。「毎日の家事や子育てで大変なおかあさんにほっと一息ついていただきたくて…」と幼稚園からの依頼でした。目の前で奏でられる弦楽の調べに感激していた様子でした。