お知らせ

雄勝オーリンクオーケストラ練習会_2月

2018.2.26

NPO法人雄勝まちづくり協会は、震災後の雄勝町で、まちづくりに取り組む団体です。                     町民一人ひとりが笑顔で暮らすことができるよう、民設民営の公民館としていきがいづくりを応援しています。             いくつものサークルが活動するうちのひとつが「雄勝オーリンクオーケストラ」です。                     持っている楽器・できる楽器を持ち寄って週に一度、アンサンブルを楽しむ音楽サークルです。                     (公財)音楽の力による復興センター・東北では、活動への運営協力として、                      1,2か月に一度、指導・編曲をクラシックギター奏者・作編曲家の小関佳宏さんにお願いしています。

雄勝オーリンクオーケストラは、雄勝まちづくり協会が運営する社会人サークルのひとつです。オーケストラと言いつつ、オーケストラ楽器が揃っているわけではなく、各自が持っている、もしくは、演奏したい楽器を持ち寄ってのバンド活動です。2か月に一度、編曲・指導のクラシックギター奏者・小関佳宏さんを、音楽の力による復興センター・東北が派遣する形で、お手伝いをしています。

現在の雄勝オーリンクハウス、とうとう取り壊されることになりました。3/24が最後の日に決まりました。縁のあった方たちが入れ替わり立ち替わり、音楽やお笑いライブで、この場所に別れを告げる日に。お誘いいただいたものの、小関さんも復興センターも、既に仕事があり伺えませんが、よかったらぜひ、足を運んでみてください。オーケストラの面々も、タイミングが合えばご機嫌な曲たちを演奏してくれるかと思います。

この場所がなくなっても、雄勝オーリンクオーケストラの活動は続きます。世代・経験を問わず、元からの住人も、移住してきた人も、仕事で普段は仙台にいるメンバーも、練習会には集まって活動しています。小関先生の指導は、2か月に1回程度ですが、先生がいらっしゃらない日も毎週月曜日に活動しています。雄勝・北上・河北などからも参加されています。一緒に演奏してみたい方、どうぞ雄勝まちづくり協会にお問合せくださいね。

さて今日は、前回に続き、楽典のお勉強+ソルフェージュから。改めて、楽譜を読めるようになろう!企画2回目です。「難しい‼」と言いながらも、焦らず、少しずつリズム練習をしてみます。

そのうち人が集まり始めましたので、これまでのレパートリーを一通り復習しました。「オブラディオブラダ」「G線上のアリア」「ふるさと」「スーパーマリオブラザーズのテーマ」「スーパーマリオブラザーズ水中のワルツ」。ずっと、難しい難しいと棚に上げていた「G線上のアリア」が、いつの間にかみなさん、弾けている!上手くなっている!大正琴のIさん、たくさん練習したのだろうなぁ、と思います。どこもつっかかるところなく、すいすいとメロディーを奏でていらっしゃいました。小関さんによる編曲がとても素敵な「ふるさと」では、先生から「ここ!ここの和音を、一番大事にしてほしい!」「グッとくる!て、楽譜に書いておいて!」この嘆願には、みんな笑ってしまいました。「スーパーマリオブラザーズ」は、何度やっても楽しい1曲です。これは楽譜を読もうとしたら、それこそ難しいのにみんな「身体が覚えてた!」と吹けてしまうし、弾けてしまいます。マリオ「水中のワルツ」は新曲です。なかなかの難問、じっくり練習するのは次回に持ち越しとなりました。

練習後、今後の展開や目標について話し合いました。ホワイトボードには、やってみたい曲、こんなところで演奏するにはぴったりな曲など様々な意見がでました。終わりに、譜面台や楽器を片付けながら、次に来た時にはもうここはなくなっているんだ、と気付きました。今の場所は、かさ上げとなる道路の橋桁の下になります。防潮堤も、出来て来ました。近くから見上げると、あまりに高くて、悲しくなりました。とはいえ、そんなことにはめげずに、雄勝オーリンクオーケストラは音楽を奏で続けていくはずです。今日のオーリンクハウスからの景色を最後に。