仙台市青葉区にある台原老人福祉センター・多目的ホールで「台原地域交流コンサート」が開催されました。出演は仙台フィルのヴァイオリン松山古流さん、熊谷洋子さん、ヴィオラ御供和江さん、チェロ石井忠彦さんによる、弦楽四重奏です。
台原地区の民間借り上げ住宅にお住まいの方と、地域の民生委員・福祉委員の方との交流を図ることが、今回の主な目的でした。青葉区社会福祉協議会と、支え合いセンターあおばのみなさんにもご協力いただきました。

ヴィオラの御供さんが進行を務め、「みなさん、音楽を楽しむコツは、リラックスして聴くことです！」とのお話しに、始めはやや緊張気味だったお客様もほっとされた様子でくつろがれていました。モーツァルトを2曲演奏した後は、歌謡曲や子供たち向けの曲が演奏され、最後の「川の流れのように」では、みなさんリズムに乗って聞いていらっしゃいました。
その後の交流会では、「昔、仙台フィルのみなさんに気仙沼のうちに泊まっていただいたのよ」、「聴いていたら、ぽろぽろ涙が出ちゃった。また聴きたいから定期演奏会にも行くわね」と、たくさんお声掛けいただきました。
朝のうちは雨が降っていましたが、コンサートが終わるころには雨も上がり、みなさん笑顔でお別れしました。

On June 15, 2013, we organized a Concert for Recovery at Elderly welfare center in Dainohara area in Sendai.
When a violist said: “The essence of enjoying music is relaxation!”, the tense spectators felt relieved. At the concert’s after-party, various responses were offered, such as: “I had to cry. Next time, I will go to a regular concert”, and “Members of the Sendai Philharmonic Orchestra once stayed at my house in Kesennuma”.