お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_番外編

2018.3.21

≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や津波被災地域にお住まいの
おおむね60歳以上の方々と毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市「音楽の力による震災復興支援事業」)

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、冷たいみぞれの降る春分の日となりました。みやぎの「花は咲く」合唱団、今月はコンサートや追悼式という山場を越えて、ちょっとほっとしているところです。
ところで、NHK仙台放送局とプロ野球チーム東北楽天ゴールデンイーグルスのコラボレーション企画で「花は咲く」を歌う人たちの映像を募集しているという情報が合唱団メンバーから寄せられました。応募された映像のいくつかを組み合わせて編集し、一本のミュージックビデオをつくる企画のようです。
「これ、私たちは…出ないんですか?」
おずおずとしたその言葉の裏には、実は「私たちが出なくてどうするのだ!」という熱い意志があるように感じられました。
急遽、メンバーに呼び掛けて応募するための映像を撮影することにしました。お彼岸の中日で何かと忙しい日でしたが、寒風を突いて15名が駆けつけました。
いつものように準備体操をした後は、楽天カラーのリボンやグッズを身に着けて、カメラ写りを考慮して整列します。そこに講師の齋藤翠さんと目々澤亜紀さんも参加して、歌声だけでなく、動きもみんなで揃えて撮影に臨みました。
これまで「花は咲く」は、例えば母音の響きを美しく、言葉を滑らかにつなげてゆくことを心掛けて練習してきましたが、今回は応援ソングということでむしろ溌剌とした元気さや朗らかさが似合います。同じ歌でも表現のしかたでだいぶ変わりますね。
この映像が採用されるかどうかはわかりませんが、こうしてメンバーがともに何かを創る時間を持てることが嬉しいです。
何テイクかの後、「はい、OKです!」の声に安堵するみなさん、笑顔もいっそう明るくなりました。
応募の結果が楽しみですね。ほんの数秒でもいいから楽天スタジアムの大画面で流れるところを見てみたいものです。