お知らせ
みやぎの「花は咲く」合唱団_8月
- 2018.8.21
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≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や津波被災地域にお住まいの
おおむね60歳以上の方々と毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市「音楽の力による震災復興支援事業」)涼しさに秋を感じたのも束の間、すっかり暑さがぶり返してきました。しかしそんな蒸し暑さもなんのその、多くのメンバーが練習に参加してくれました。講師の齋藤翠さんとピアノ伴奏の目々澤亜紀さんもニコニコ笑顔で練習会場に到着。さあさあ、今日も元気に歌っていきましょう!
ウォーミングアップでは恒例の股関節回し、肩もみと続き、肋骨を触りながら呼吸の仕方も確認。「吸った息をお腹じゃなく、背中に入れるイメージで」とアドバイスを受けながら何度も練習していると、あっという間に体温が上がってきます。
本日最初にとりかかったのは『風』。まず全員で通して歌ってみましたが、まだ自信がないせいか最初の歌い出しからおそるおそる、といった様子。「周りの様子をうかがってますね~」と指摘されて思わず苦笑いが広がります。「最初の子音からきちんと発音しましょう」とアドバイスされて再挑戦してみると、だいぶよくなりました。
「次は声をより遠くに届けることを意識しましょう」という翠さんからの提案で、パートごとに向かい合って練習してみました。
「ソプラノさんはアルトさんに、アルトさんはソプラノさんに届くよう、声を遠くに飛ばしてください!」相手に届けることを意識すると、自然と顔が上がって声が伸びていきます。練習中は目の前の楽譜に集中しがちですが、聴いている人に歌声を届けるという意識はいつも持っておきたいですね。続いて『青葉城恋唄』を歌ってみると、リズムの取り方がバラバラで「あれ・・・?」と顔を見合わせるメンバーも。歌謡曲の歌い方に引っ張られている人が多いようです。「リズム読みをしてみましょう」と手拍子に合わせて歌詞を読み、言葉の入れ方を確認しました。繰り返し練習して、しっかりリズムを掴んでいきましょう!
初めての二部合唱に挑戦している『花は咲く』では、翠さんは身振り手振りで歌い出しのタイミングを指示します。「お休みのところは<しばし待たれよ!>って合図しますからね」という翠さんに、難しい顔で楽譜とにらめっこしていたメンバーも思わず大笑い。音程にリズムにと課題は色々ありますが、みんなでひとつずつクリアしていきましょう。練習が終わるころにはすっかり汗だく。それだけ熱心に練習に取り組んでいたことがうかがえます。
暑さはまだまだ続きそうです。体調にはくれぐれもお気をつけて、残暑を乗り切っていきましょう!