お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_本番直前

2019.2.20

≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や津波被災地域にお住まいの
おおむね60歳以上の方々と毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市「音楽の力による震災復興支援事業」)

<みやぎの「花は咲く」コンサート2019>を今週末に控えた今日は、本番前最後の練習日です。
当日と同じ宮城野区文化センターパトナホールでの練習とあってか、みなさん気合が入っているご様子。舞台を見ると「いよいよだなぁ」という気持ちがわいてきますが、そんなときこそ平常心で歌えるように、いつもどおり体をほぐす体操から始めましょう。
発声練習はステージ上で行いました。ホールで歌うと、声の響きの良しあしを敏感に感じ取ることができます。<あくびのノド><口の中に飴玉を入れているような空間>など、これまで注意されてきたことを意識しながら、理想とする響きになっているかを慎重に確認しました。

本日の練習は『風』からスタート。だいぶ苦労して練習を重ねてきた曲ですが、今日は1回歌っただけで体がぽかぽかしてくるほど体全体を使ったパワフルな歌声が響きました。「さらに明るい響きがほしいです!」という翠さんの指導で、明るさを意識しながら何度か歌い出し部分を練習してみると、曲のメロディと歌詞にふさわしい、前向きな響きが生まれました。「この響きで『風』が歌えれば、全部の曲が成功間違いなしです!」との太鼓判に、メンバーもほっとした様子でした。
ほかの課題曲や合唱団が大切に歌い続けている『花は咲く』も、音程やテンポのわずかなズレまでじっくりと確認し、曲の完成度を高めていきました。

歌の練習はもちろん、今日は入退場の仕方や舞台上での動きについても念入りに確認しました。舞台袖では誘導がなくても「私たちの列はここだね」「◯◯さんはこっちだよ」とメンバーが主体的に動いていて、歌以外の部分でもこれまでの経験が活かされているのが分かりました。
今回の課題曲は音楽的な挑戦が多く、メンバーはそれぞれ四苦八苦しながら練習してきました。その成果をぜひ多くの方にお聴きいただければと思います。ぜひ足をお運びください!

宮城野区文化センター震災復興交流事業「あなたのオモイ それぞれのカタチ」
〈みやぎの「花は咲く」コンサート2019〉
日時 2019年2月24日(日) 13:00開演(12:30開場)
会場 宮城野区文化センターパトナホール【入場無料/先着350席】
出演 みやぎの「花は咲く」合唱団、指揮:齋藤翠、伴奏:目々澤亜紀
ソプラノ渡邉かれん、テノール渡邉公威、ピアノ黒木直子