お知らせ

「音楽で振り返る復興の軌跡」開催しました

2013.8.16

宮城県蔵王町在住の画家、加川広重さんは被災地の「今」を巨大絵画の連作として描き続けています。今回、2012年制作の「南三陸の黄金」をせんだいメディアテークに展示する機会に、演奏、朗読、歌などさまざまな分野のアーティストが集いました。
DSCF97243日間の最初を飾るプログラムとしてカルテット・フィデスによる復興コンサート「音楽で振り返る復興の軌跡」が行われました。演奏は仙台フィルハーモニー管弦楽団のヴァイオリン松山古流さんと熊谷洋子さん、ヴィオラ御供和江さん、チェロ石井忠彦さんです。
絵には、静かながらも圧倒的な迫力があり、まるで南三陸町で演奏しているような錯覚をおぼえるほどでした。
 DSCF9732バッハ「G線上のアリア」の献奏から始まり、夏にふさわしいクラシックの名曲が演奏され、後半はおよそ160名の観客のみなさんと一緒に日本の唱歌を歌いました。

IMG_8200-フィデスのみなさんは「この曲をこの絵に捧げます」と言ってドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」第2楽章を演奏しました。哀愁を帯びた旋律が絵のなかの草原をわたり、遠くの山なみに消え入るように感じました。