お知らせ
みやぎの「花は咲く」合唱団_5月
- 2019.5.29
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≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や津波被災地域にお住まいの
おおむね60歳以上の方々と毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市「音楽の力による震災復興支援事業」)季節外れの、という一言では済まされないような暑さが数日続いていましたが、夜のうちに降った雨のおかげで、今朝はいくぶん涼しくなっていました。それでもムシムシしているのは相変わらずで、ちょっと動くと汗がにじんできます。
急な暑さで体調を崩していないか心配でしたが、笑顔で集まってくるみなさんの様子にひと安心。ソプラノ齋藤翠さん、ピアノの目々澤亜紀さんのお二人とともに、今日も元気に歌っていきましょう。
ウォーミングアップでは体をほぐす運動のほか、歌うときの姿勢を確認しました。肋骨を前に出して胸を開く、尾てい骨を中に入れる、とひとつひとつ確認しながら姿勢を整えていきましたが、普段意識していない筋肉を使うので、その姿勢をキープするだけで疲れてきます。「その姿勢のまま歌うのが理想です!」という翠さんに、みなさん思わず苦笑い。日々の生活の中で意識して、よい姿勢を身につけていきましょう。
さて、前回から練習を始めた課題曲は4曲。メドレーの曲も含めると全部で6曲と、これまでで一番多い曲数ですが、唱歌など知っている曲が多いのでみなさん気持ちにゆとりを持って練習できているようです。アルトさんの音取りも比較的スムーズにできているので、すぐにソプラノさんと通しで合わせる練習にも取り組みました。音程が安定してくると、今度は歌い方や歌声の質といった細かい部分が気になります。いつでも”あくびの喉”で歌うこと、口を横に開けて響きを潰さないこと、子音をはっきりと発音しすぎないこと・・・。気をつけなければ、と分かっているはずなのに、音程に注意を向けているとこういった部分がおろそかになってしまいがち。ある方の「音をとるのに必死で、喉をひらく余裕ないのー!」という嘆き節にはどっと笑いが起きていました。何も意識せずとも”あくびの喉”で歌ってしまえるくらい、美しい響きをつくる歌い方が習慣づくよう頑張っていきましょうね!
練習の合間に翠さんが、先日コンサートで訪問した中学校の音楽室に「毎日が本番!」という言葉が貼られていて、ハッとさせられたと教えてくれました。練習でできなかったことが、本番で急にできるようにはならないですね。月に一度の練習ですが、その1回1回が本番だと思って、これからも練習を重ねていきましょう。
この先もしばらくは平年より高い気温の日が続くようです。体調には十分お気をつけて、また来月元気にご参加ください!