お知らせ

泉中央南「歌声サロン」_6月

2019.6.18

仙台市泉区の復興公営住宅で2015年10月から「歌声サロン」を始めました。
復興センターでは音楽家をコーディネートし、
泉中央南町内会と協働してこのサロンを運営しています。

4、5月とお休みしていた泉中央南市営住宅の歌声サロンですが、4月に新体制で発足した町内会のみなさんにも引き続き協力いただけることとなり、また6月から月に1度開催する運びとなりました。2ヶ月ぶりの開催に、メゾソプラノ後藤優子さんとピアノ田村聡子さんも嬉しそうに会場入りし、たくさんの紫陽花で会場を飾ってお迎えの準備をしていました。
再開を楽しみにしていたのは参加者のみなさんも同じだったようで、「待ちきれなくて」と30分近く前にやって来た方を皮切りに、いつもより早い時間に続々と人が集まってきました。開始を待つまでのおしゃべりも、いつも以上に弾んでいたようです。

後藤さん・田村さんがが登場すると、盛大な拍手が起こりました。さぁお待ちかね、歌声サロンがスタートです!
まずはウォーミングアップの体操と発声練習から始めました。みなさん久しぶりとは思えないほど良い声が出ていて、音楽リーダーの2人もびっくりしていました。

 

 

まず最初に歌ったのは、『金太郎』『桃太郎』『浦島太郎』の太郎メドレー。懐かしいねぇ、という声があちこちから聞こえていましたが、歌うのは何年ぶりだったでしょうか。子どもの頃を思い出して歌っていた方も多かったのか、その頃に戻ったような明るく可愛らしい歌声が響いていました。
その後は1970年に開催された大阪万博のテーマソング『世界の国からこんにちは』を挟み、最後にザ・タイガースの『モナリザの微笑』を歌いました。歌声サロンではGS(グループサウンド)をリクエストされることが多いという後藤さんが「梅雨の時期にぴったりなので」と選んでくれました。何人かの方はタイトルだけではどんな曲か分からなかったようですが、実際に歌ってみると「あぁ、この曲」とみなさん頷いていました。前半2曲とはだいぶ雰囲気が異なる曲でしたが、曲調に合わせてしっとりと歌い上げていました。

 

 

今日はメドレーを入れて5曲とたっぷり歌ったので、喉も渇いたことでしょう。桃太郎にちなんできびだんごをお茶うけに、コーヒーや紅茶をお楽しみいただきました。
カップを片手に楽しむのは恒例のミニコンサート。みんなで歌うコーナーと同様、こちらもしっとりとした歌からアイドルソングまで緩急自在の選曲でみなさんを楽しませます。特にピンク・レディーの『UFO』では、後藤さんは歌はもちろん、なんと振り付けまでマスターしていました。田村さんもピアノを弾きながら「UFO!」の掛け声・コーラスを担当し、歌い終わるとやんや、やんやの喝采を浴びました。

帰りのお見送りでは、音楽リーダーも参加者も久しぶりの再会を喜んで大賑わいでした。スタッフにも「本当に楽しみだったのよ~」「また来てくれてありがとう」と嬉しい言葉をかけていただきました。1時間という短い時間ですが、一緒に歌って、音楽を聴いて、おしゃべりも楽しんで・・・というひとときを過ごすことで、みなさん本当に見違えるほど元気になっていくのが分かります。今年度もどうぞよろしくお願いします!