お知らせ
荒井東_「うたごえサロン」6月
- 2019.6.25
-
仙台市若林区にある復興公営住宅である荒井東市営住宅町内会からの依頼で
2018年4月から「うたごえサロン」をお届けしています。
(仙台市「音楽の力による震災復興支援事業」)6月のうたごえサロンは梅雨の合間の晴天に恵まれました。集会所の周りの広場に咲いているシロツメクサが、爽やかな風にそよそよとなびいています。
外は快晴ですが、会場は梅雨の時期らしい紫陽花の花で飾られました。音楽リーダーのメゾソプラノ後藤優子さん、ピアノ田村聡子さんのお二人も紫陽花を思わせるブルー系のスカートで登場です。いつもどおり体操と発声でウォーミングアップをして、今日も楽しく歌っていきましょう!
前回のうたごえサロンにて、9月の敬老会で合唱を披露することが決まり、6月以降のうたごえサロンで練習をしていくことになっていました。声出しも兼ねて『モナリザの微笑』を歌ったあと、いよいよ課題曲の練習に入ります。9月まで練習を重ねるのは『みかんの花咲く丘』『旅愁』『斉太郎節』の3曲。どの曲も音取りの必要はほとんどないので、より良く歌えるように後藤さんから色んなアドバイスをもらいながら歌い込んでいきます。
また『旅愁』では、主旋律を歌う参加者に対して後藤さん・田村さんのお二人が別パートを歌ってハモってくれることに。「どなたかハモリに挑戦してみませんか?」とお誘いしたところ、コーラス経験者だという方がチャレンジしてくれました。ではこれを、と渡された楽譜を見てすぐに音がとれたようで、次に歌ったときには下のパートを歌ってくれました。これまでの斉唱と違い、自分たちの歌声がハーモニーを奏でているのを聴いたみなさんの顔に「なかなかいいんじゃない?」という笑顔が浮かびます。一緒に歌うのはもちろん楽しいですが、こうしてパートに分かれて歌うのも一味違った楽しさがありますね。
『斉太郎節』では、曲の合間の掛け声は ”エンヤートット” か ”エンヤードット” か?という話になったり(最終的にはそれぞれが歌いやすいほうでいいか、となりました)、参加者の方から『斉太郎節』とセットで歌われる『遠島甚句(としまじんく)』について教えていただいたりと、歌以外の話題でも盛り上がりました。たくさん歌って渇いた喉を潤しながら、お待ちかねのミニコンサートの時間です。今日は梅雨(雨)にちなんだ曲ということで、『アカシアの雨が止むとき』『みずいろの雨』の2曲を歌ってくれました。みなさんどちらの曲もお好きなようで、後藤さんが曲のヒントを出すたびに「あぁ、アカシア」「あ、あれでしょ八神純子の・・・」と待ちきれない様子で周りの方と話す声が聞こえてきました。
そして「純子ちゃんアンコール!」の声に応えて披露してくれたのは、さだまさしさんの『Birthday』。TV番組のテーマソングになっているので、みなさんご存知の曲ですね。田村さんもピアノを弾きながらハーモニーに加わります。温かく優しい響きが部屋に満ちて、人と人とのつながりに感謝する歌詞がじんわりと心に沁み込んでいくようでした。
さて、次回のうたごえサロンは7月23日(火)の開催です。スタート時間をこれまでより遅らせて、13時30分から始めたいと思います。毎週火曜日には集会所の脇に野菜の移動販売車がいらしているようなので、そちらでお買い物をしつつ、うたごえサロンにも是非足をお運びいただければ幸いです。お待ちしています!