音楽の力による復興センター･東北は、
文化庁令和元年度文化芸術による子供育成総合事業〈東日本大震災復興支援対応〉を
受託する実行委員会の一員として、音楽プログラムをコーディネートしています。

今朝は石巻市にあるケヤキッズあゆみの保育園へ行きました。出演は杜の弦楽四重奏団のみなさん（ヴァイオリン叶千春さん、ヴァイオリン駒込綾さん、ヴィオラ齋藤恭太さん、チェロ塚野淳一さん）です。
台風19号の豪雨で保育園の目の前の道路は昨夜まで膝の高さまで冠水していたそうです。ご近所の住宅は床上浸水したところもあったそうで、今日の実施が危ぶまれていました。夜のうちに水は引き、穏やかな天気の朝を迎えて先生方はほっと胸をなでおろしたのでした。

子供たちはもう元気いっぱいで、歌声が大きすぎて演奏が聞こえなくなるほどでした。曲当てクイズではたくさんの手が挙がっていました。「ビオラ」という楽器の名前を覚えるのは難しかったみたいですが、子供たちは集中して聴き、歌い、踊り、たっぷりと音楽を堪能したようです。
終演後に、ランチルームへ移動する年長児さんが「あんこーる！あんこーる！」と言いながら行進していた様子が可愛らしかったです。