お知らせ

「東北こども博2013」に音楽工房104が参加しました

2013.10.12

震災で心にも大きなショックを受けた子供たちを元気づけようと、日本玩具協会などの協力で始まった「東北こども博」は今回で3回目の開催となります。会場は柴田町船岡にある仙台大学キャンパス。広い校舎の部屋中がおもちゃだったり、ブロック遊びができたり、体育館ではアンパンマンやシルバニアファミリーのステージやヒーローショー、その他にもスポーツゲームや、隣接する自衛隊船岡駐屯地の隊員によるロープ結びの教室など盛りだくさんの内容に、昨年は2日間で13,000人を超す来場者があったそうです。
今回は当財団理事で仙台大学教授でもある高成田享さんからのお声掛けで、仙台フィルメンバーを中心とした子供向けアンサンブル「音楽工房104(とよ)」の皆さんと一緒に出かけました。IMG_1640-
打楽器、マリンバ、オーボエ、ヴァイオリン、コントラバス、トランペット、トロンボーンと豪華9名編成の音楽工房104。弦楽器・管楽器・打楽器のすべてを含んでいるので、まるでミニ・オーケストラのようです。
コンサートの前には、ちんどん屋さんのように会場の周りをパレードしました。 メンバーはトロンボーンの菊池公佑さん+トランペットの持田眞さん+ドラムの佐々木祥さん、そしてボランティアスタッフの仙台大学女子新体操部です。コック姿の楽団員とポンポンを持って踊る女子学生に、道行くたくさんの親子が「わ!」「あれ何?」「え、仙台フィルだって!」とおどろいていました。   IMG_6416-  IMG_6552-

コンサートでは150名ほどの親子が集まりました。テレビ番組「今日の料理」のテーマ曲から始まり、子どもたちはスプーンや鍋などの台所用品を使ったパーカッションだけの曲「キッチン・ビート」に目を瞠り、からだを楽器に見立てたボディパーカッションの曲を見ながら自分でもやってみたり、「チャルダッシュ」を弾く山本高史さんの超絶ヴァイオリンを真似し、IMG_1891-「セレソローサ」では佐々木さんと一緒にペットボトルにビーズを入れた即席マラカスを振って楽しんでいました。
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さらに、新体操部員がアドリブで回るわ跳ぶわ踊るわ、華麗なクラブ(棍棒)の演技も加わって大盛り上がりの演奏会となりました。最後はコントラバス黒江さんの「なっっとぉぉぉー!!」のシャウトで会場は大爆笑。おなかいっぱいのゆかいなミュージックレストランでした。IMG_1981-IMG_1814-

 This “Tohoku Children’s Exhibition” is an event started by Japan Toy Association along with other groups to bring cheer to children suffering from the mental shock of the 2011 disaster. This year it is being held for the third time. Today, it took the shape of a “Music Workshop 104”, an ensemble for children that included in central roles members of the Sendai Philharmonic Orchestra. The children were wide-eyed during percussion music played with kitchen tools such as spoons and pots and the performers’ bodies, imitated the excellent technique of the violinist playing Monti’s “Csárdás”, and had a blast shaking impromptu “maracas” made of plastic bottles filled with beads during “Cerezo Rosa”.
the musicians are; oboe&sax: Shigeru Suzuki, Violin: Takahito Yamamoto, contrabass: Hiroyuki Kuroe, trumpet: Makoto Mochida, Trumbone: Kousuke Kikuchi, percussion: Yasushi Sasaki & Seiji Mishina, Marimba: Junko Naka & Ritsuko Hoshi.