お知らせ

雄勝オーリンクオーケストラ_12月

2019.12.2

NPO法人雄勝まちづくり協会は、震災後の雄勝町でまちづくりに取り組む団体です。                     町民一人ひとりが笑顔で暮らすことができるよう、民設民営の公民館としていきがいづくりを応援しています。  いくつものサークルが活動するうちのひとつが「雄勝オーリンクオーケストラ」です。             できる楽器を持ち寄って週に一度、アンサンブルを楽しむ音楽サークルです。                 (公財)音楽の力による復興センター・東北では、1,2か月に一度、                       指導・編曲のためにクラシックギター奏者/作編曲家の小関佳宏さんを派遣しています。

この日は、10/20に行われた「雄勝町民文化祭」出演の後、初めての練習会訪問となりました。文化祭には、小関さんは伺えなかったので、みなさんの舞台が無事に終わったのかどうか、感想を聴くのを楽しみに…。と思っていたものの、みなさん文化祭から既にひと月半が経ってしまったこともあり、案外ケロッとしているのか、はたまた、もう忘れてしまったのか?そんなところも、オーリンクオーケストラらしく。さて、今日も元気に練習です。

今日は久石譲作曲「Summer」を時間をかけて練習しました。個人練習でおさらいをしてから、合奏。再び、できないところをそれぞれが個人練習したり、同じような動きをしている何人かで合わせてみたり。ヴァイオリンのUさんや、ベースのSさん、スタッフでシンガーソングライターでもあるギターのFさんなど、幼いころから楽器に親しんでいたメンバーもおり、周りにも目を配ったり、アドバイスをしあいながら和気藹藹と進みます。最後の合奏では、随分と全体の流れが見えてきました。

また、楽譜はいただいたものの、なかなか前に進めていないのが、エルガー作曲「威風堂々」。「ラデツキー行進曲」につづいて、本格的なクラシックに挑戦です。お休みなことも多いメンバーに、メロディがあったりして、こちらはなかなか全体像が掴めません。少しずつ、練習していくしかありませんね。でも、高い壁こそ、登り甲斐があるというものです。

「Summer」と「威風堂々」、現在取り組んでいるのは、2曲とも5分以上の長さのあるいわば大曲。もう少し、気楽に取り組める曲も、1曲持てたら、という話しも出て来ました。どんな曲がやりたい?の声に出てきたのが、指導してくださっている小関さんの、代表曲のひとつ「オレンジ」。ギター独奏の、あたたかく優しい気持ちになれる一曲です。とはいえ、一人で演奏されている録音を聴くと、とても歌心が籠っていて、合奏向きの曲とは言えないような…?とはいえ、全員一致で「やってみたい!」「弾いてみたい!」の声に、小関さんも「どうにか、やってみましょう」と引き受けてくださいました。さて、どんな楽譜が出来てくるのでしょうか、そして、オーリンクオーケストラのみんなで、無事に演奏することはできるのでしょうか?乞うご期待です。