お知らせ
気仙沼③八瀬すろーらいふ「春のひなたぼっこコンサート」
- 2019.4.19
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美味しい朝ごはんをいただき、民宿みかみ・ご主人の三上さんと別れを惜しみつつ、今度は一路、気仙沼の山深い八瀬(やっせ)地区へ。ワーカーズコープ 気仙沼地域福祉事業所「すろーらいふ」に向かいました。出演はヴァイオリン駒込綾さん、ギター小関佳宏さんです。
「すろーらいふ」は、2015年4月12日開所。気仙沼市の北西部八瀬地区にある共生型施設です。高齢者デイサービス、大人の障がい者デイサービス、障がいのある子どもの放課後デイサービスを、一つの施設で運営しています。地域の人たちもお茶をのみに立ち寄る“居場所”としての役割も担っています。一関へ向かう国道から、北へ山を入ったところにあるのですが、気仙沼の南にある面瀬や、北端にある唐桑・鹿折など市内の広い範囲から通所されています。いつも素敵な笑顔で迎えいれてくださるスタッフのSさんは、看護士でもあり、震災直後から地区公会堂、後にはご自宅を、ボランティアでいらしたみなさんに宿泊場所として提供。多い時には50人が寝泊まりされていたそうです。現在も毎月通ってくる方など、全国からのボランティアを受け入れていらっしゃいます。地域内でも台所が使えなくなった方に、使ってもらったりと、直接津波の被害はない土地でしたが、支援する側として大きな役割を担ったみなさんです。
「すろーらいふ」でコンサートを開催するのは2度目。今回は、地域のみなさんにもお声掛けくださり、すぐ近くにある月立保育所の子ども達と先生方も来てくれて、最前列での鑑賞となりました。「情熱大陸」からコンサートが始まると、みんな目の前でのかっこいい演奏に目を丸くして聴いてくれました。「さんぽ」や「美しきロスマリン」「太陽がいっぱい」などの後に、「きよしのズンドコ節」や「北国の春」を。「ご一緒にぜひ、歌ってくださいね」と駒込さんが声をかけると、お二人の方がすっと立ちあがって、歌ってくださいました。感激!アンコールには「花」や「川の流れのように」を。今回、たくさんお出かけくださった、地域の方にも楽しんでいただくことができ、本当に嬉しく思いました。最後には、素敵なお花もいただいて…みなさん、ありがとうございました!