お知らせ

南相馬②原町区・上町団地へ

2019.3.5

南相馬ツアー2ヶ所目は、上町団地。敷地がとても広く、7棟のアパートが並んでいます。公園や集会所もあり、子供のいる世代の入居も増えてきた団地。今回の「春待ちコンサート」には、隣接する町内会のみなさんにもお声がけをし、交流のきっかけとなればとのこと。出演は、ソプラノ千石史子さん、クラシックギターの小関佳宏さんです。

震災から8年となる11日を前に、バッハ/グノーの「アヴェ・マリア」やヘンデル「私を泣かせてください」と言ったクラシックの名曲のほか、美空ひばりさんの「みだれ髪」や、ドラマ「坂の上の雲」のテーマ曲として有名な「Stand Alone」、クラシックギターの名曲と言ったら…のあの曲も演奏されました。クラシックギターは、ピックを使わずに爪を、伸ばして、磨いて、演奏されているのですね。「僕の周りには、よく紙ヤスリが落ちているんです」と聞いて、意外な素顔に(?)みなさんも苦笑い。そしてお客様に一緒に歌っていただいた「春の小川」では、「頬骨を上げて…そうそう!その表情のまま、歌ってみましょう!」と千石さんのアドバイスで、皆さん声がぐんと明るくなりました!

会場には、千石さんの叔母様も駆けつけてくださったり、地域の自治会の役員をされている方が、実は千石さんの恩師の、高校の同級生だったと分かったり…!奥様が声をかけて下さり、驚きの対面ともなりました。明るい陽射しを背中に、笑顔の絶えないなかあっという間の1時間。名残惜しく、みなさんをお見送りしました。また、お会いできる機会がありますように…!