お知らせ

七ヶ浜町花渕浜へ

2020.9.2

七ヶ浜町社会福祉協議会からの依頼で花渕浜地区サロンに復興コンサートをお届けしました。出演はマリンバデュオの桜二重奏(熊谷昇子さん、ホンダヒロヤさん)です。お二人が七ヶ浜町に来るようになって早や3年、コンサートは「なつかしのメロディーコンサート3」と題されました。
感染症の影響で来場者が少ないのではないかという懸念がありましたが、およそ20名の方が参加し、感染症対策をしながら生の音楽とともに愉しいひとときを過ごしました。「また会えてうれしいです」「今日も楽しみにして来ました」と、演奏家との再会を喜ぶ様子がありました。

オープニングは美空ひばりの『おまつりマンボ』。軽快なリズムにお客さんの表情が明るくなり、体は右に左に揺れ始めます。今年は感染症のため夏まつりや花火大会が各地で中止となっています。ここ七ヶ浜町も例に漏れず、夏のお祭りが中止となりました。「お祭り気分をちょっとでも感じていただけたら…」という気持ちのこもった選曲です。わっしょいわっしょい!このほか、宮城の盆踊りの定番曲なども演奏されました。

 

昇子さんは子供の頃に時代劇が大好きだったそうで、『大江戸捜査網』のテーマソングを新しい編曲で披露しました。アメリカのスパイ映画やミュージカル映画を思わせる激しさを持ったモダンな曲で、はっ!と目覚ましい印象でした。
演奏の合間にはさまるホンダさんの朴訥としたおとぼけトークは毎回好評です。今回は「マレット2本と4本、どちらが難しいか」という演奏にまつわる裏話をして、お客さんもスタッフも「あははは」と大笑いしていました。

感染症対策で時間を短縮しての演奏会は、唱歌、タンゴ、歌謡曲など古今東西のバラエティに富んだプログラムで、あっという間に終演時間となりました。

三密を避けるためお見送りを控えて、お客さんには演奏家宛てに手書きメッセージを寄せていただきました。
「また花渕浜に来てください」「今日も楽しかったです」
「ミルト・ジャクソンみたいでした」「今度は民謡もお願いします」
などなど、いろいろありました。その文字からは、みなさんが久しぶりの生演奏を心から楽しんでくださったことが伝わってきました。
さて、桜二重奏の七ヶ浜町ツアーはこのあと4か所続きます。社会福祉協議会の皆さんには引き続きお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします!