お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_9月(その2)

2020.9.16

≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や津波被災地域にお住まいの
おおむね60歳以上の方々と毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)

今日は9月に入って2回目の練習日です。ここ数日は季節が一気に進み、朝晩には肌寒さを感じることも増えてきました。それでもマスクをした状態で歌の練習をしていると、体が温まって汗がにじんできます。こまめに水分補給をしながら頑張りましょう!講師の齋藤翠さん、伴奏の目々澤亜紀さんもどうぞよろしくお願いします。

ゆっくりとした歩みではありますが、正しい音程や声の響かせ方など、合唱団の歌もだいぶ完成度が高くなってきました。そんなメンバーに翠さんが新しく出した課題は、歌詞を読み込み、その内容に合わせて歌い方を変えるというものです。歌詞から想起される風景、色、におい、音・・・同じ曲でも、1番と2番でそうしたイメージが全く異なっている場合もあり、それを表現するためにあるときは明るく、あるときは威厳をもってというように歌い方を変える必要があるということです。
これまでとは少し方向性が異なる課題に、メンバーは頭を悩ませていました。これまでは技術面に対する指導がほとんどだったので、今回のように抽象的な課題は少し分かりにくかったかもしれません。それでも曲に対する理解度を上げ、その内容を表現するためにどんな歌い方をすればいいか考えることで、合唱団の歌はより深みのあるものになると思います。本番まであとわずかですが、それまでに少しずつでも形にしていきましょう。

もちろん、具体的な技術指導もたくさんありました。あくびの喉、口の開き方、子音の発音について等々。何かに気を付けると別の何かがおろそかになってしまい、そのたびに翠さんからストップがかかります。歌声にはちょっとした油断もしっかり反映されてしまうので、前奏から歌い出し、後奏まで気は抜けません。一回一回の練習に集中して取り組んでいきましょう。

 

 

過ごしやすい気温になって、メンバーも前回よりお元気そうな様子でした。このまま10月14日の本番まで体調をしっかり整えて、万全の状態で舞台に立てるようにしましょう!