お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_10月

2020.10.2

≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や津波被災地域にお住まいの
おおむね60歳以上の方々と毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)

早いものであっというまに10月になりました。延期になっていた合唱団のコンサートまで2週間を切り、本番前の練習も残すところあと2回です。講師の齋藤翠さん、伴奏の目々澤亜紀さんと一緒に最後の仕上げを頑張っていきましょう!
メンバーもじわじわと本番を意識し始めたのか、最初の発声練習では翠さんも感心するほど美しい声を響かせました。常にあくびの喉を意識した歌い方をすること、響きが潰れてしまいがちなイの母音で気を付けることなど、これまで何度も注意されたことを意識しているのが分かります。

ところが発声練習を終えていざ歌うとなると、意識することが多すぎて1つ2つと抜けが出てきてしまいます。そのたびに翠さんは細かく指導してくれますが、本番の舞台ではもちろんそんなことはできません。「練習でできなかったことが、本番でできるようになることはありません」と翠さんは常々お話しています。練習のうちにしっかり体に覚え込ませていきましょう。
それぞれの曲も仕上げに入っているので、翠さんからはより専門性の高いアドバイスをされることもあります。そんなとき、翠さんは「マリオネットのように上から吊られているイメージで」「ふきんでテーブルを拭くときのように」など、分かりやすいよう具体的な例えを出して説明してくれます。専門的な音楽用語だけでは?マークを浮かべてしまうメンバーも、そうした説明のおかげでアドバイスの内容をしっかりと理解し、その後の練習に活かすことができていました。

 

 

こうして1時間半の練習時間はあっというまに過ぎ去っていきました。残す練習はあと1回、ベストな状態で本番を迎えられるよう、頑張りましょうね!