お知らせ

岩沼「うたのひろば にゃん♪」_2月

2021.2.4

復興センターでは今年度、声楽愛好サークル【Morino花cco】【すずの会】と協力して
岩沼市で月に1回「うたのひろば にゃん♪」を開催しています。

仙台は未明からの大雪で道路は渋滞、鉄道ダイヤも乱れてどうなることかと気を揉みましたが、ここ岩沼市は路面に積雪はなく、雪雲を透かして薄日が差すおだやかさで、いつもどおりに開催できました。今日は約10名の参加者が集まりました。今日も音楽リーダーは仙台オペラ協会のソプラノ岩瀬りゅう子さんと松本康子さん、ピアノ伴奏はすずの会の阿部恵美子さんです。

プログラムは参加者からのリクエストに基づいた昭和の歌謡曲特集です。換気をしながら空間を広々と使って、昭和50~60年代のヒット曲を歌いました。
歌う前に岩瀬さんと松本さんが感情ゆたかに歌詞を朗読し、それだけで拍手がわいてくるほどでした。一転、西城秀樹の『ヤングマン』ではかの有名な振付をしっかり真似して、みなさん肩こりを吹き飛ばす勢いで楽しんでいました。

 

この会は男性の参加が多めなので、さだまさし『関白宣言』はまず歌詞を男性だけに読んでいただきました。無骨ながら妻への愛情にあふれたこの歌はツンデレの元祖とも言えるかもしれません。低音の声でちょっと照れながらの朗読にご婦人方は「あらすてき~」と温かい拍手を送っていました。
みんなで歌ったあと、松本さんがこの歌のその後を描いた『関白失脚』を披露しました。亭主関白どころか恐妻家になった男の日常が短調の調べにのせて切々と描かれ、あちこちからくすくす笑いが起きました。でも、最後の「がんばれ、がんばれ、みんな」というリフレインはコロナ禍を生きる自分たちへの応援歌のようにも聞こえ、ぐっとこみあげてくるものがありました。
雪の中でも日の光は春の訪れを予感させています。うがい手洗いをがんばって、この冬を乗り切りましょう!