お知らせ

亘理「うたのひろば にゃん♪」_2月

2021.2.18

復興センターでは歌のサークルMorino花ccoのみなさんと協力して
亘理町で月に1回「うたのひろば にゃん♪」を開催しています。

月に一度開催している亘理での「うたのひろば にゃん♪」。夜のうちに降った雪が積もった寒い朝でしたが、なんと20人近い参加者が集まってくれました。寒いねぇと口にしながら集会所に入ってきた皆さんを、可愛らしいおひなさまがお出迎え。春が待ち遠しいですね。
本日も音楽リーダーは仙台オペラ協会のソプラノ岩瀬りゅう子さんと松本康子さん、ピアノは富樫範子さんが担当します。
歌う前に軽い体操をして体をほぐしたあとは、『メリーさんのひつじ』と『ロンドン橋おちた』の2曲を歌って声出しを行いました。ひつじチームとロンドン橋チームの2つに分かれて、それぞれの曲を同時に歌うという脳トレもかねた声出しでしたが、メロディが何となく似ているせいか、隣のグループの歌につられてしまう人が続出。「ロンドン橋のメロディのひつじが聞こえますね!」と岩瀬さんに突っ込まれて、皆さん「あれ~?」と首を傾げつつ大笑いしていました。

大いに盛り上がったところで、歌のコーナーを始めましょう。1曲目の『ルージュの伝言』では、Morino花ccoのお二人がメインボーカルとして登場。岩瀬さんと松本さんはコーラスで参加し、何とも華やかなステージになりました。
続いて登場したのは『東京行進曲』。今聴くと懐かしい感じですが、ジャズやリキュールといった歌詞からは、当時は相当モダンな曲として受け止められただろうことがうかがえます。欧米諸国から入ってきた新しい文化が少しずつ人々の生活に浸透していった時代に、その最先端だった東京を舞台にした恋の歌を、憧れの気持ちを込めて歌っていた人も多かったのではないでしょうか。
少女の淡い初恋を歌った『せんせい』も参加者に喜ばれました。岩瀬さんから「曲の最後には思いのたけを込めて、せんせー!と言いましょう」と促されたみなさんは、ちょっと照れくさそうにしながらも最後に「せんせー!」と大きな声を出してくれました。さらにその中のひとりが「りゅう子せんせー!」と高らかに叫び、岩瀬さんも思わず照れ笑いしていました。
最後の締めは『悲しき口笛』。音域が広い曲なので歌いにくいかと思いましたが、みなさんとても上手に歌っていました。さらに上手に歌えるようにと、岩瀬さんからは要所で少しこぶしをきかせたり、裏声を使って歌うと色っぽく歌えるといったアドバイスをもらいました。そのアドバイスを念頭に歌ってみると、美空ひばりさんの歌声のような艶っぽさが生まれました。

ミニコンサートでは、松本さんが『あなた』を熱唱。マスクとビニールカーテン越しとは思えない声量に、みなさん圧倒されたように聴き入っていました。岩瀬さんが歌ってくれたのは嵐の『カイト』。迷ったときにそっと背中を押してくれるような優しさを感じる曲で、色々と苦労が多い今の時期に聴くと心が暖かくなるようでした。
会が終わると、みなさん「すごく良かったです」「また来ます」とニコニコしながら会場を後にしました。楽しい時間をお過ごしいただけたようで嬉しいです。また次回もお待ちしています!