お知らせ
気仙沼おひさま保育園「元気いっぱい!コンサート」
- 2020.7.30
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雨が続いた7月、ようやく青空が顔を出し、夏らしい一日となりました。3月にして予定していたものの、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、直前に中止が決まった気仙沼おひさま保育園でのコンサート。状況が少し落ち着いたのを見計らって、元々予定していたメンバーで改めてお伺いすることになりました。音楽の力による復興センター・東北の「復興コンサート」としても、2月末のイベント自粛要請以来、実に、5か月ぶりの公演です。出演は、マリンバ奏者の熊谷昇子さん、マリンバ&打楽器奏者の布田恭子さん、ホンダヒロヤさんの3人によるユニット“こころ音”(こころね)。
いつものホールに、大きなマリンバが置いてあるのを見て、登園してきた子どもたちは「今日はなにがあるんだろう??」と興味津々です。時間になると「せっかくのコンサートなので、今日はみんなで正装して鑑賞を」と制服を着て勢ぞろいしてくれました。
運動会のかけっこの曲として耳馴染みのある「道化師のギャロップ」から始まりました。テンポの速い、思わず駆け出したくなる曲に、子どもたちもついつい笑顔がこぼれます。よく知っている「ミッキーマウスマーチ」は口ずさむ子や、手拍子をするあかちゃんたちも。たくさんの打楽器が登場する「マンハッタン」では、布田さんの手にかかれば床も棚も上靴も楽器に!近くで見る鮮やかなバチ捌きに、子どもたちはびっくり!大騒ぎです。「クシコスポスト」では、馬を走らせる鞭の音のなる楽器と一緒に、リズムよく手拍子で演奏に参加してもらいました。ホンダさんの合図に合わせて子どもたちはみんな大奮闘。うまくタイミングを合わせなければいけないので、耳を澄ましてどの子もよく聴いていました!
「パプリカ」では、みんな一緒に踊って大盛り上がり。アンコールには園歌「おひさま」を元気よく歌ってくれました。
最後はこころ音メンバーに、すてきなプレゼントが。緊張しながらも、ひとりずつに渡してくれました。「春からずっと、コロナのせいでなんにも楽しい行事ができなくていたから、今日は本当に久しぶりに生の演奏をみんなで楽しませてもらって、とってもよかった~」と里見理事長。こちらも様々対策はしていても、直前まで伺えるかどうか、ハラハラしながらの準備でしたが、どうにか無事にお伺いすることができました。これも以前から何度もお世話になり、どんなことを大事にされている園か、また団体かを理解し合い、お互いに信頼関係が成り立っていたからこそだったな、と感じました。園を後にする私たちに、お庭から手を振って送ってくれた子どもたち。不自由の多いこの頃だけれど、どうかみんな元気でね、と手を振り返しました。
本公演は、(公財)東日本大震災こども未来基金の助成により実施しました。ご支援、心より感謝申し上げます。