お知らせ

雄勝オーリンクオーケストラ練習会_6月

2021.6.14

NPO法人雄勝まちづくり協会は、震災後の雄勝町でまちづくり・いきがいづくりに取り組んでいます。いくつものサークルが活動するうちのひとつが「雄勝オーリンクオーケストラ」です。(公財)音楽の力による復興センター・東北では、指導・編曲のためにクラシックギター奏者/作編曲家の小関佳宏さんを月に一度ほど派遣しています。

雄勝オーリンクオーケストラへ指導に伺うようになり、いつの間にか6年目となりました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、昨年度、g.小関佳宏さんが指導に出向くことができたのは、たったの3回。メンバーのみなさんと顔を合わせ、練習するのは、実に半年ぶりのことでした。

今年度の基本構成メンバー&楽器編成は、ソプラノ・リコーダー、アコーディオン、テナー・サックス、キーボード、ギター、ピアノ、コントラバスという7名。そして今日の練習会場は、この春に開館したばかりの雄勝公民館です。150名定員の大集会室を広く使わせていただいて、悠々と散らばることができました。メンバー同士も、顔を合わせるのは4月の総会以来とのこと。以前は毎週月曜日に集まって練習をしていましたが、今は感染症拡大の心配もあり、月に一度しか活動がありません。みんなで集まって音を出す、合奏する、ということ自体が、それぞれにとっても本当に久しぶりなことでした。

なんとなく個人練習・ウォーミングアップもひと段落したところで、「ロンドンデリーの歌」から合奏が始まりました。小関さん作曲の「オレンジ」、バッハの「G線上のアリア」、久石譲さんの「summer」と、感覚を思い出すためもあってか、次々とこれまでのレパートリーを合奏してみました。もちろんあまりにも久しぶりで、上手く行かないところも多いのですが、自分のフレーズが誰と一緒なのか、自分の吹いた後はその旋律をどの楽器に受け渡すのか…など、五感をフルに活用して臨む練習は、集中力が試されます。そして何より、人と一緒に音を重ね合わせて合奏することは、やっぱり楽しいなと、わざわざ言葉に出さずともなんとなく皆が思っているのが伝わってきます。

すぐには弾けないところも、小関さんにアドバイスをもらいながら、何度も地道に繰り返してみると、少しずつ息が合ってくるから面白いものです。初めにせーの!と演奏してみた時と、練習が終わる頃では、音楽のまとまりが全く違っていました。そしてその、充実感に満ちたメンバーの表情と言ったらありません!

やるほどにそれぞれ自身の課題を見つけ、「これって、このくらい強く弾いてもいいんですか?」「ここ、もう少し出てくれたほうが、一緒に出やすいんだけど…」と小関さんに確認したり、隣り同士で話したり。そんな姿も、ここまで回数を積み重ねてくる中で、少しずつ見られるようになってきました。楽器はひとりひとり違っていても、ひとつの演奏を作ろうとする上では、音量の大小に限らずそれぞれが対等です。そして真面目な話ばかりでなく、会話の端々に笑いのキャッチボールが含まれるのは、以前から変わらないオーリンクオーケストラの良さだったりもします。「なんか、いいですねぇ…やっぱり…」とそんなみなさんの姿を目にして、しみじみ呟く小関さんに、またみんなが笑い出すのでした。

今年度は、これまで参加してきた雄勝町民運動会や、雄勝町文化祭など町の行事も中止や検討中が続きます。発表の場がなく、張り合いに欠けるところもありますが、また夏祭りや老人ホームからのお誘いがいつかかっても受けられるように、こんな時こそ基礎体力をつけておきたいと思います。みなさん、今年度も楽しく参りましょう!(雄勝オーリンクオーケストラは、随時会員募集中です。詳しくは、雄勝まちづくり協会まで。)