お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_7月

2021.7.30

≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や津波被災地域にお住まいの
おおむね60歳以上の方々と毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)

みやぎの「花は咲く」合唱団が練習会場としてお借りしている宮城野区文化センターのお隣にある宮城野区役所前では、毎年恒例の鈴虫の配布・交換会が行われていました。鈴虫は昭和46年に市民投票によって仙台市の「市の虫」に選ばれている虫です。まだまだ暑さが堪える時期、虫の声が響く秋の夜が待ち遠しいです。

さて、合唱団は先月の練習会で新しい課題曲の楽譜が配られたばかり。前回の練習では何となく音がとれるようになったかな?という様子でした。今日までの一ヶ月で忘れてしまったところも多いかと思きや、いざ歌ってみるとまずまずの歌いぶり。その様子に、講師を務めるソプラノ齋藤翠さんもほっとしたようです。合唱団としての活動も8年目、みなさん新しい曲に慣れるのが早くなっているように思います。

今回の課題曲には言葉入れのリズムが難しい部分がいくつかあるので、今日はそうした部分を集中的に練習しました。翠さんは口頭で説明するだけでなく、正しいリズムと間違ったリズムで実際に歌って違いを示してくれるので、メンバーもどう修正すればいいのかがすぐに分かってありがたいです。
今のところは正しい音程で歌うことに一生懸命で、【あくびの喉】や【子音の歌い方】といった細かい部分はおろそかになりがちです。しかし練習中に翠さんも言っていたように、今のうちから本番でお客様に聴いていただくことを意識した音楽づくりをしていく必要があります。より良い声で歌うにはどうしたらいいか、曲の世界観をより伝えるにはどんな歌い方をすればいいか・・・大変かもしれませんが、自分たちの合唱をみんなで作り上げていきましょう!

 

 

月に一度しかない練習の時間を無駄にしないよう、1時間半みっちり歌ったので、終わる頃には冷房がきいた部屋の中でもうっすら汗をかくほど血行が良くなっています。暑さでバテてしまいがちなこの時期にはちょうどいい体力づくりにもなるでしょうか。もちろん水分補給はしっかりしつつ、来月の練習会も頑張りましょうね。