お知らせ
亘理「うたのひろば にゃん♪」_8月
- 2021.8.19
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復興センターでは歌のサークルMorino花ccoのみなさんと協力して
亘理町で月に1回「うたのひろば にゃん♪」を開催しています。ここ一週間ほど続いていた肌寒さから一転、再び蒸し暑さが戻ってきました。いったん涼しさに慣れてしまった体にこの暑さは堪えます。夏の疲れが出やすい頃ですが、仙台オペラ協会ソプラノ岩瀬りゅう子さんと松本康子さん、伴奏の阿部恵美子さんは今日も元気!朝一番のリハーサルから素敵な演奏を聴かせてくれました。
宮城県では明日からまん延防止等重点措置がとられるとあって、参加者は今日のうたのひろばも開催されるのか心配していたとのこと。感染予防対策をしながら予定通り実施することを、お世話役の方が個別に電話連絡してくださったそうで、みなさん安心して足を運んでくれました。
ウォーミングアップではみんなで『かえるのうた』を歌いました。定番の輪唱をしてみたり、濁音で歌ってみたりと1曲で様々な歌い方ができます。誰でも知っているからこそ、色々と遊んで楽しめますね。今日のテーマは「世界の民謡」。まずは海外の曲から、アメリカ民謡『峠のわが家』とフランス民謡『王様の行進』を歌いました。どちらもメロディは聞き覚えがあるので、何となくでも歌えます。曲の山場は体を開いて高らかに歌う、強弱をつけてドラマチックに歌うなど、表現の仕方も意識しました。
続いては日本の曲『蛙の笛』。ウォーミングアップに登場した『かえるのうた』では「けろけろ」「くわっくわっ」と歌ったカエルの鳴き声が、こちらでは「コロロ コロコロ」と表現されています。同じ音が全く違った言葉で表現されているのが面白いですね。ここでいったん小休止。水分補給をしながら、松本さんが歌う『Summer time』に耳を傾けました。
この曲はオペラ『ポーギーとベス』の冒頭で歌われるブルース調の子守唄で、どこか寂しさを感じるメロディが印象的です。そんな曲を歌う松本さんの部屋を満たすような歌声にみなさん息を詰めて聴き入り、曲が終わると「すごい・・・」「すばらしいねぇ」とざわめきが起きました。素敵な歌声を堪能したところで歌のコーナー再開です。ハワイ民謡の『アロハオエ』では南国らしいゆったりとしたメロディに合わせてフラダンスの動きをまねたり、オペラ「カルメン」の『ハバネロ』を主人公のカルメンになったつもりで情熱的に歌ったりと、後半も色んな曲にチャレンジしました。
そんなこんなで盛りだくさんの「うたのひろば にゃん♪」も無事に終了しました。なかなか気苦労の多い日が続きそうですが、月に一度元気に歌うことで、みなさんの心が少しでも晴れやかになればいいなと思います。(この事業は令和3年度宮城県NPO等による心の復興支援事業補助金を受けて実施しました。)