お知らせ

田子西「夕涼みコンサート」

2021.8.23

毎月「うたカフェ」という歌声サロン活動で伺っている田子西市営住宅ですが、今回は「夕涼みコンサート」をお届けに行きました。
夏休みがもうすぐ終わるこの日に子供も大人も一緒に楽しめるコンサートを、という町内会長さんから依頼をいただき、マリンバとパーカッションのデュオ・こころ音(ね)(熊谷昇子さん、布田恭子さん)にご登場ねがいました。
町内会長さんとしては当初、野外コンサートを希望していたのですが、この日は強烈な西日で夕方になっても気温が下がらず、やむなく室内での開催となりました。

ご来場のみなさんはまずマリンバの大きさにびっくり、「初めて見た~」「こんなに大きいの?」と目を丸くしていました。さらには、机に並べられた小物打楽器のバリエーションにもたまげていた様子で「これは何?」「それも楽器なの?」と興味津々でした。
アンダーソンの『タイプライター』では布田さんがアンティークショップで購入した年代物のタイプライターが大活躍。熊谷さんのマリンバに復興センタースタッフの千田もピアノ伴奏に加わって、軽快な調べが会場を満たしました。

わらべ歌や童謡、古関裕而メドレー、時代劇の主題歌などバラエティー豊かな選曲に加え、客席からは「次はどんな楽器が登場するのだろう」というわくわく感が感じられました。また、例えばフレクサトーンやビブラスラップ等はどこかで音は聞いたことがあるけれど、実際こんな形や仕組みをしていたのかと「へえ~」と面白そうに感心していました。
そのほかに宮城県の沿岸部の七ヶ浜に伝わる昔ばなしや、ボディーパーカッションの妙技を披露して、子供たちもすっかり釘付けになっていました。アンコールの『剣の舞』ではダイナミックかつ華麗な演奏に皆さん魅了されて、ため息とともにわっ!と拍手喝采が沸きました。

会場を出るお客さんからは「姉が七ヶ浜に嫁いだから、懐かしかったわ~」「いつもやんちゃな子供たちがじっとして聴き入っていたのが驚きでした」という声をいただきました。赤ちゃんも大人も、みんな楽しんでくださったようで何よりでした。この演奏会が夏の思い出の1ページになってくれたら嬉しいです。こころ音のみなさん、楽しいコンサートをありがとうございました!