お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_11月

2021.11.12

≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や津波被災地域にお住まいの
おおむね60歳以上の方々と毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)

このところ朝晩の冷え込みが強まったせいか、街中の樹々の葉が急に色づき、あっという間にひらひらと舞い落ちるようになりました。気付けば11月も半分が過ぎようとしています。朝晩と日中の寒暖差が大きい日が続いているので、体調を崩さないように気をつけましょう。
全身運動でもある合唱は健康づくりにもってこい!今日も講師の齋藤翠さん、伴奏の目々澤亜紀さんと一緒に練習に励みましょう。

今日の練習は内容が盛り沢山でした。ウォーミングアップで息の流し方や声の響かせ方を入念に確認し、歌の練習に入ると今期の課題曲を次々に練習していきました。ここ何回かの練習では時間の都合で歌い込めていなかった課題曲にも久しぶりに取り組みましたが、音程もテンポもあやふやな状態に・・・。メンバー同士で「こんな感じだったっけ?」とささやき合う声も聞こえました。
不安げな表情を浮かべるメンバーの気持ちを持ち上げてくれるのは、翠さんのポジティブな指導です。歌の入りを間違えてしまっても「ぜーんぜん大丈夫!もう1回やりましょうね!」と明るく仕切り直し、小さなことでも良いところを見つけて褒めてくれる翠さんのおかげで、メンバーも気持ちを切り替えて練習に取り組むことができました。
もちろん褒めるだけではなく、改善しなければならない点もどんどん指摘してくれます。今日は特に【子音を引き算して歌うこと】が課題になりました。音程が高くなるところでは力が入ってしまうのか、子音の発音が目立つ歌い方になっています。濁音やタ行の発音はそれが顕著なので、母音を響かせる歌い方ができるよう繰り返し練習しました。

今日は翠さんが「詰め込みすぎたかも・・・」と心配したほど、内容の濃い練習となりました。1つの課題をクリアすれば次の課題が出てくることの繰り返しですが、少しずつ前に進んでいます。これからもみんなで練習を重ねていきましょう!