お知らせ

岩沼「うたのひろば♪にゃん」_6月

2022.6.2

復興センターではオペラ愛好会【Morino花cco】【すずの会】と協力して
2020年秋から宮城県岩沼市で「うたのひろば にゃん♪」を毎月1回開催しています。

今日は湿度が高く、少し動くと汗ばむような陽気です。午後からは雨の予報も出ていますが、会の間はお天気ももってくれそうですね。音楽リーダーを務めるのは、仙台オペラ協会ソプラノ岩瀬りゅう子さんと松本康子さん、ピアノ伴奏は富樫範子さんです。

オープニング前から何やら小道具を用意していた松本さんと「すずの会」のメンバー。いったい何が・・・?という参加者を前に、岩瀬さんの「”名取” の ”ナタリー” が ”納豆売り” になります!」と)いうフリで始まったのは、『黒い瞳のナタリー』(松本さん歌唱)とその替え歌『くどい太めの納豆売り』(すずの会さん語り)でした。松本さんが歌う<Nathalie(ナトリ―)>という歌詞が<名取~♪>に聴こえると思ったら、すかさずすずの会さんの<納豆売りです>という語りが入るので、今度は<ナットウリ~♪>にしか聴こえなくなってしまって不思議やらおかしいやら。愉快な曲で始まった「うたのひろば にゃん♪」、今日も楽しみましょうね。

 

今日は様々な色んなジャンルの曲を歌いました。最初に歌った『おふくろさん』ではみなさんどこかしんみりとした歌い方。ご自分のお母さんへの思いを胸に歌っていたのでしょうか。いつもは「俺は歌いにというより、みんなの歌を聴きに来てるんだ」と言っている男性が、しっかりと声を出して歌っていたのが印象的でした。さらには松本さんが森進一さんに寄せた歌い方で『おふくろさん』を披露。いつものソプラノボイスから一転、あの絞り出すような声で始まった「ゔお゛ふくろさんよぉおぉ~」に、参加者からは大きな笑い声と拍手がわきました。
静岡県の民謡『ちゃっきり節』も歌いました。静岡県出身だという岩瀬さんのご主人は、歌詞にも出てくる「~ずら」という語尾をよく使われるのだとか。<ハァ ちゃっきり ちゃっきり ちゃっきりな>のはやし言葉が小気味よく、歌いながらついつい拍子をとってしまいますね。他にもリクエストがあったという『故郷を離るる歌』や『恋のバカンス』、『真赤な太陽』をみんなで楽しく歌いました。

ミニコンサートで松本さんが歌ってくれたのは『幸せをフォーエバー』。少し前に歌ってほしいとリクエストされていた曲ですが、ウエディングソングだったので6月に歌うと約束していたそうです。結婚にあたって両親やパートナーへの感謝と、幸せな未来を歩もうとする想いがつづられた曲は、聴いていると胸がほっこりと温かくなるようでした。
岩瀬さんは『愛されている』という曲を歌ってくれました。<どんな時にも 神様に愛されている そう思っている>という言葉で始まる星野富弘さんの同名の詩に曲がついたこの歌は長い歌ではありませんが、聴いている人を安心させ、そして勇気づけてくれるような曲です。そんな優しい曲を歌う岩瀬さんの歌声に、参加者も松本さんもじっと耳を傾けていました。

 

本日のうたのひろば にゃん♪も盛りだくさんのプログラムでお届けしました。
もうすぐ梅雨がやってきて、それが過ぎればいよいよ夏本番です。日々の体調に注意しながら、歌で健康づくりに取り組んでいきましょう!次回は7月7日開催予定です、またいらしてくださいね。〈この公演は、令和4年度宮城県NPO等による心の復興支援事業補助金を受けて実施しました〉