お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_6月

2022.6.24

≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や津波被災地域にお住まいの
おおむね60歳以上の方々と毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)

昨日は肌寒さを感じるお天気でしたが、今日は日が高くなるにつれてどんどん蒸し暑くなってきました。まだ体が暑さに慣れていないこの時期、こうも気温差が大きいとこたえますね。合唱団メンバーも「ちょっと歩くと暑くなるね」と辟易した様子です。何とも過ごしにくい気候の時期ですが、練習でしっかり声を出してすっきりしましょう!講師はおなじみソプラノ齋藤翠さん、ピアノ目々澤亜紀さんのお二人。股関節回しや体側伸ばし、発声練習などでウォーミングアップをしたら、さっそく課題曲の練習をしていきます。

今回翠さんが選んだ曲はどれもよく知っている曲ですが、合唱曲として歌ってみるとなかなか複雑な構成になっていることが分かります。これまでソプラノさんが主旋律、アルトさんがハーモニーを歌うことが多かったのが逆転したり、同じ曲の中で主旋律を担当するパートが何度も入れ替わったりするので、油断しているとどこをどう歌えばいいのか分からなくなります。それに加えて「もう少し華やかな感じにするために」と楽譜にないアレンジを入れたところもあって、メンバーもちょっと混乱気味。「1番は主旋律でいいの?」「どこを繰り返すんだっけ?」とお互いに確認し合う場面もありました。歌の練習をしながらパズルを解いているみたいで、頭の体操にはいいかもしれません。
それでも何となく音が取れてきたということで、細かい歌い方にも少しずつ意識を向けるようにしました。『川の流れのように』は歌謡曲としての歌い方が頭にあるせいか、単語の最後の母音を抜いてしまいがちですね、と注意が。歌う機会が多い曲だからこそ、合唱として美しい歌い方ができるよう、いっそう気をつけなければいけませんね。まだまだ新しい曲の練習に着手したばかり。まだおぼつかないところも多いですが、諦めず練習を重ねていきましょう!