お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_7月

2022.7.11

≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や津波被災地域にお住まいの
おおむね60歳以上の方々と毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)

連日の暑さに体がまいってしまいそうな今日この頃ですが、合唱団メンバーは今日も練習に励みました。
みんなで集まっての練習は月に一度しかないので、おうちで自主練できるようにと、講師の齋藤翠さん・伴奏の目々澤亜紀さんによるお手本演奏を録音したCDを先週のうちにメンバーにお届けしていました。みんな車で移動するときもCDを持ち込んだり携帯に曲を入れたりして、すきま時間も使いながら練習に励んでいたようです。その甲斐あってか、今日は朝イチの発声練習から声がよく出ていますね、と翠さんに褒められました。日々の積み重ねはきっと結果につながります。これからも地道な練習を続けていきましょう。

前回までは音程や曲全体の構成があやふやで、練習中にちょくちょく混乱をきたしていた合唱団ですが、CD練習のおかげでそういった疑問は大方解決できたようで、翠さん曰く「合唱らしくなってきましたね」とのこと。ソプラノ・アルトともに音取りもかなりできていました。
音が取れるようになったら、次は歌い方にもっと意識を向けていきます。今日くり返し注意されたのは【母音を歌う】ということ。子音はできるだけ短くさばき、母音を豊かに歌うことで響きが美しくなり、2つのパートの声が響き合うすてきなハーモニーが生まれます。母音を歌う練習として、翠さんが高く上げた手に母音を届けるイメージで歌う、という練習をしてみると、みなさんの声の響きが大きく変わりました。ちょっと意識するだけでも違いは明らかです。これからも小さなことまで丁寧に意識して練習していきましょう。