お知らせ

泉中央南「歌声サロン」復活!

2022.7.15

仙台市泉区の復興公営住宅で2015年10月から「歌声サロン」を始めました。
復興センターでは音楽家をコーディネートし、
泉中央南町内会と協働してこのサロンを運営しています。

コロナ禍により中断していたこちらのサロンですが、1年8か月ぶりに再開する運びとなりました。久しぶりに訪れたところ、周辺の景色がだいぶ変わっていて、ちょっとした浦島太郎気分です。開始当初から5年の長きにわたり音楽リーダーを務めてくださったソプラノ後藤優子さんとピアノ田村聡子さんに代わって、今年度はソプラノ都築紘子さんチームとソプラノ佐藤瑛利子さんチームが交替で担当することになりました。奇数月は都築さんとピアノ千葉理香さんが務めます。どうぞよろしくお願いします!

戻り梅雨の雨脚はげしい日となりましたが、かつての常連さん10名がいらっしゃいました。「わぁ、久しぶり!」「お元気でした?」「再開するのずっと待ってたの~」と嬉しそうな様子で、私たちもホッとしました。
まずは準備体操です。肩甲骨まわりをゆっくり伸ばし、リズムに合わせて腕を突き出しました。その後の発声練習では「久しぶりに声を出したって気がする…」と言う方がいました。
本日の課題曲は、ゆったりとした文語体の『椰子の実』、季節にちなんだノリノリのポップス『恋のバカンス』、ちょっと切ない『白いブランコ』の3曲でした。ある方が「私、若い頃『白いブランコ』好きだったの!」と喜んでいました。
都築さんは「高い音程を出すときは、遠くを見るようにするといいですよ」「肋骨をしぼませない意識で歌うと息が続きます」と、さまざまな歌のコツを教えました。
感染症対策のため残念ながらお茶の時間は省略しましたが、みなさん久しぶりに集まれたことが楽しかったようで、少人数ながらも終始朗らかな雰囲気でサロンは進みました。
サロン終盤のミニコンサートで、都築さんは「夏は恋の季節ですので、恋の歌を集めました!」と、『恋はやさし野辺の花よ』『アマポーラ』『ゴンドラの唄』を披露しました。参加者のみなさんは生の歌声に耳を澄ましています。外はどんよりと暗い空模様でしたが、晴れやかな表情になっていました。

帰り際、「愉しかった~!」「最近は気持ちが荒むニュースが多くてね…やっと気持ちが晴れました」「コロナにならないようがんばろうね」と口々に声を掛けてくださいました。
連日、感染者数増加の報道が続きますが、状況を見ながら歌声サロンをやっていこうと思います。また来月、お目にかかれますように!