お知らせ

泉中央南「歌声サロン」_11月

2022.11.18

仙台市泉区の復興公営住宅で2015年10月から「歌声サロン」を始めました。
復興センターでは音楽家をコーディネートし、
泉中央南町内会と協働してこのサロンを運営しています。

霜月の名にふさわしく、今朝は霜が降りた仙台です。会場へ向かう途中の橋からは、紅葉に彩られた七北田川が一望できます。白鷺が一羽、悠々と歩を進めていました。
さて、泉中央南「歌声サロン」今年度の奇数月の音楽リーダーはソプラノ都築紘子さんとピアノ千葉理香さんです。ここ数日で新型コロナウィルス感染者が急増しているため、参加者が減るかしらと心配しましたが、用意した座席はほぼ満席となりホッとしました。みなさん元気そうでよかったです。

ゆったりのびのびとしたストレッチのあとに、地域社会福祉協議会スタッフさんにもお手伝いをいただいて、歌に合わせてグーチョキパーを取り入れたワークをおこないました。簡単そうで集中力の要るワークに、笑い声が上がりました。

今日の課題曲は『故郷の空』『旅愁』『五番街のマリーへ』『鈴懸の径』など、深まる秋に雰囲気がぴったりの歌でした。遠い昔や誰かを思い出すことが主題になっていますね。秋は来し方をふと振り返る季節なのかもしれません。
後半のミニコンサートで、千葉さんは先日のメモリアルコンサートでも演奏した『月の光』を披露しました。会場にきらきらと広がる音色に身をひたすように、どの方もじっと耳を澄ましていました。
都築さんが『アメイジング・グレース』を歌うと、ある方が「娘の結婚式でこの曲を流したのよ、もう20年も前だけど」と、嬉しそうに思い出を語ってくださいました。プッチーニ『私のお父さま』では「声がどこまでも伸びるようだね~」と感心している方がいました。「早くマスクとれるようになるといいねえ」

あっという間の1時間でしたが、みなさんホカホカと上気したような温かい笑顔を見せていて、楽しんでいただけたことが伝わってきました。私たちも嬉しいです!また来月も元気でお会いしましょうね。