お知らせ
仙台市 民児協研修会にて_その4
- 2013.11.25
-
(民生委員および児童委員は、地域の住民が抱える問題について親身に相談に乗り、状況に応じた福祉サービスを得られるよう住民と行政機関とをつなぐ役割を果たす方々です。仙台市では、自分が被災しながらも地域住民のための活動を優先して行ってきた委員さんが多くあり、また、震災から2年半を過ぎて心身ともに疲労し消耗している方も増えているとの話をうかがいました。今回、「民生委員児童委員自身の心のケア」をテーマにした全市挙げての研修会が開催されることになり、心の潤いのひとときとして復興コンサートをお届けすることにいたしました。)
今日の出演は、ヴァイオリン岡 千春さん、チェロ塚野淳一さん、ピアノ山形佑輔さんによるピアノ三重奏でした。この日、演奏中の司会を務めたのはチェロの塚野さん。岡さんの勢いのある「チャールダッシュ」が始まると、そっと客席の一番後ろに移動し、演奏が終わった途端大きな声で「ブラヴォー!!」。塚野さんのタイミングの良い一声に、会場は大爆笑となりました。ステージに戻り、「演奏が素晴らしいと思った時には、スタンディングオベーションをして気持ちを表していただくというのも、演奏家としては嬉しいものなんですよ・・・ですよね?」と振られた岡さんも頷きます。
続くサン=サーンスの「白鳥」を塚野さんが気持ちよく弾き終わると、さっと立ち上がり拍手をされるお客様があちらにも、こちらにも・・・。そんな楽しいやりとりの中、クラシックの他にも「リベルタンゴ」や「涙そうそう」なども演奏されました。最後に、塚野さんは、震災直後の3月に避難所となっていた或る学校の体育館で演奏した時の話をしました。津波に混ざった重油をかぶったままそこに身を寄せていた方をはじめ、海のそばから避難していた方が多く、もちろんお風呂に入れないまま2週間が過ぎており、体育館内の臭いがすごかったのだとか。その学校へつい先日、再び演奏会で訪問する機会があり、2年8か月が経って当然のことながら当時の面影はなく、隔世の感があったとのお話しでした。参加者の中にも、頷きながらお話を聞かれている方も多くいらっしゃいました。
短いようでいて長い、時の経過を感じました。The district welfare officer is someone who gives advice to people in the area who have problems, and fulfills the role of connecting public administration with citizens looking to receive welfare assistance in response to their circumstances. In regards to district welfare officers within Sendai, we have heard that many, despite being themselves victims of the disaster, prioritize activities on behalf of citizens of the region, and that the difficult work they have done since the disaster has left an increasing number exhausted in mind and body. Workshops are being held throughout the entire city on the theme of “Caring for Welfare Officers’ Welfare”. We will put on a concert in an attempt to calm their troubled hearts. These workshops will be held throughout October and November, broken up into seven events.
On the 4th day, Chiharu Oka(violin), Jun-ichi Tsukano(cello) and Yusuke Yamagata(piano) performed.