お知らせ
仙台市 民児協研修会にて_その5
- 2013.11.27
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(民生委員および児童委員は、地域の住民が抱える問題について親身に相談に乗り、状況に応じた福祉サービスを得られるよう住民と行政機関とをつなぐ役割を果たす方々です。仙台市では、自分が被災しながらも地域住民のための活動を優先して行ってきた委員さんが多くあり、また、震災から2年半を過ぎて心身ともに疲労し消耗している方も増えているとの話をうかがいました。今回、「民生委員児童委員自身の心のケア」をテーマにした全市挙げての研修会が開催されることになり、心の潤いのひとときとして復興コンサートをお届けすることにいたしました。)
今回は10月22日に続いて2度目の登場となる杜の弦楽四重奏団が演奏しました。
仙台市全体で1507名いらっしゃる民生委員児童委員。毎回約200名ずつがメンタルヘルスケアに関する講話と情報交換会、そしてコンサートからなる研修会を受講しています。これまでの「復興コンサート」でお伺いした地域の民生委員さんが、終演後に声をかけてくださいます。
ヴァイオリンの岡さんが「どこかで私たちの演奏を聴いたことがある方はいらっしゃいますか?」と質問すると、十数名の方が手を挙げました。「普段の演奏会はその場限りのお付合いとなることがほとんどなので、こうして再会の場があるということは私たち演奏者にとっても嬉しいことです」と語りました。
この日はノリの良いお客様が多く、演奏の余韻を待ちきれず拍手をする方がいたり、宮城県にちなんだ「青葉城恋唄」や民謡「斎太郎節」のほか、懐かしの「坂本九メドレー」など、演奏と一緒に口ずさむ声があちこちから聞こえました。民生委員のみなさんは、様々な仕事や役職を兼務されている多忙な方が多いとのこと。普段の忙しさや震災後の地域でのご苦労を、ひととき忘れて楽しんでいただければさいわいです。The district welfare officer is someone who gives advice to people in the area who have problems, and fulfills the role of connecting public administration with citizens looking to receive welfare assistance in response to their circumstances. In regards to district welfare officers within Sendai, we have heard that many, despite being themselves victims of the disaster, prioritize activities on behalf of citizens of the region, and that the difficult work they have done since the disaster has left an increasing number exhausted in mind and body. Workshops are being held throughout the entire city on the theme of “Caring for Welfare Officers’ Welfare”. We will put on a concert in an attempt to calm their troubled hearts. These workshops will be held throughout October and November, broken up into seven events.
On this 5th day, the “Forest String Quartet”(violin: Chiharu Oka, Izumi Kadowaki, Viola: Kyota Saito, cello: Jun-ichi Tsukano) performed.