お知らせ
仙台市 民児協研修会にて_その6
- 2013.11.28
-
(民生委員および児童委員は、地域の住民が抱える問題について親身に相談に乗り、状況に応じた福祉サービスを得られるよう住民と行政機関とをつなぐ役割を果たす方々です。仙台市では、自分が被災しながらも地域住民のための活動を優先して行ってきた委員さんが多くあり、また、震災から2年半を過ぎて心身ともに疲労し消耗している方も増えているとの話をうかがいました。今回、「民生委員児童委員自身の心のケア」をテーマにした全市挙げての研修会が開催されることになり、心の潤いのひとときとして復興コンサートをお届けすることにいたしました。)
研修6日目は、昨日と同じく杜の弦楽四重奏団(ヴァイオリン岡千春さん・門脇和泉さん、ヴィオラ齋藤恭太さん、チェロ塚野淳一さん)の出演でした。今日の観客席は本当に静かで、みなさんどの曲もじっくりと耳を傾けている様子でした。このカルテットの十八番である宮城県の民謡「斎太郎節」では、塚野さんと齋藤さんの「やあっ!」という力強い掛け声にみなさん驚いていました。
帰りがけに参加者の方とお話ししました。「いつもは自分たちがお世話役をする立場だから、自分たちがゆっくり椅子に座って音楽を聴くなんてことは本当に少ないんです。なので今日は、とっても良い時間をいただきました。素晴らしい演奏でした。情報交換会では、震災後初めて、他の地域の方たちがあの時どんなふうに尽くされたかを聞くことができたので、ためになりました」
この方はすでに10年以上も民生委員を務めているとのことでした。お世話する側の方の「ひと休み」、本当に大事なことだなと思いました。
The district welfare officer is someone who gives advice to people in the area who have problems, and fulfills the role of connecting public administration with citizens looking to receive welfare assistance in response to their circumstances. In regards to district welfare officers within Sendai, we have heard that many, despite being themselves victims of the disaster, prioritize activities on behalf of citizens of the region, and that the difficult work they have done since the disaster has left an increasing number exhausted in mind and body. Workshops are being held throughout the entire city on the theme of “Caring for Welfare Officers’ Welfare”. We will put on a concert in an attempt to calm their troubled hearts. These workshops will be held throughout October and November, broken up into seven events.On this 6th day, the “Forest String Quartet”(violin: Chiharu Oka, Izumi Kadowaki, Viola: Kyota Saito, cello: Jun-ichi Tsukano) performed again.