お知らせ

釜石・小佐野「いきいき小佐野コンサート」

2022.9.5

釜石・小佐野コミュニティ会館/小佐野公民館へ、声楽家/アルト谷地畝晶子さん、ピアノ阿部夕季恵さんと。今年3月の地震で、3階ホールの天井が落ち、3/23の公演は直前で中止に。なので昨年11月に続き2回目の訪問となりました。始まる前の客席で、(トントン)「…あら…!しばらく!11年…ぶり?」「ねぇ?お元気でした?」「元気元気!(今まで)どこにいたの?!」と言う会話が聞こえてきました。狭いようで広い町、11年という月日が流れても尚、このコンサートが”再会の場”になることが、あるんだな、と胸が熱くなりました。〈共催:小佐野公民館〉

建て替えの計画も既に出ている、古い建物の3階が会場です。これがとてもとてもよい響きなのです!エレベーターはなく、一階からは階段のみなので、足腰の辛い方にお越しいただくには、非常に難点でもあります。それ故、いらっしゃる方は若々しい方が多く、とは言え、地域的に感染者数が増えており、隣にある小佐野小学校は学校閉鎖となってしまい、今日からようやく再開だそうで、なかなかこうした中では、お声がけもしづらいのが現実です。そんななか、お集まりいただいたみなさんに、せめてひととき現実の憂いを忘れて楽しんでいただければと、思いました。

コンサートがはじまると、最初の童謡を頷きながら拍子を取りつつ聴き入る方や、「渚のアデリーヌ」と紹介されるや否や待ってました!とばかりに拍手してくださる方も。「愛の讃歌」のフランス語版の歌詞を改めて紹介いただき、その日本語詩以上に、劇的で、大きなスケールの曲のように思います、と知ってから聴く、フランス語の響きは、谷地畝さんの豊かな声量と表現力もあって、なんとも胸に迫りました。中村八大の作曲かどうか…を、○か×下でお答えいただくクイズコーナーは阿部さんが出題。最後の問題「笑点のテーマ曲」は、やはり難易度が高いようでした。「今でも、毎週耳にするこの曲も、中村八大さんの作曲と知って、私も驚きました!」と夕季恵さん。ピアノソロで演奏された「黄昏のビギン」も口ずさむ方が多く、ゆったりと楽しんでいただけたようでした。

「まだ、みなさんにマスクを外して一緒に歌っていただく…ことはできないので…ラジオ体操第一のピアノ伴奏を練習してきました!」ええええ?と驚かれながら、こちらの会場も、全員が参加してくださいました。体育会系のS所長も職員さんも、気付けばいつもジャージを着ていらっしゃいます。ならばもちろん、ラジオ体操第一は、前に出てリードをお願いしました。広々とした会場で、思う存分、身体を動かしました。終演後には、みなさん椅子の片づけを積極的にお手伝いくださり、あっという間に片付きました。またの機会には、きっと一緒に大きな声で歌うことができますように!〈この公演は岩手県「令和年度被災者の参画による心の復興事業」補助金を受けて実施しました〉