お知らせ

亘理「うたのひろば♪にゃん」_1月

2023.1.19

復興センターでは歌のサークルMorino花ccoのみなさんと協力して 
宮城県亘理町で月に1回「うたのひろば にゃん♪」を開催しています。
〈令和4年度宮城県NPO等による心の復興支援事業補助金を受けて実施しました〉

今年最初の亘理「うたのひろば♪にゃん」です。現地スタッフとしてお世話になっている村上さんはいつも素敵な飾り物を用意してくださるのですが。今日は季節を先取りして節分にちなんだ書を壁に貼り出していましたよ。いわく、「福は内、鬼も内」。みんなで一緒に歌を楽しむこの会にぴったりの言葉ですね!
さて、今日も12名の参加がありました。みなさんお元気そうでよかったです。お久しぶりの方もいらしたようで、参加者同士で「あら~!」「お元気でしたか?」と賑やかにあいさつしていました。

音楽リーダーは仙台オペラ協会のソプラノ岩瀬りゅう子さんと松本康子さん、ピアノ伴奏は阿部恵美子さんです。松本さんはこの年始期間に咳が出て「しばらく歌ってなかったから…」とちょっと心配そうにしていましたが、リハーサルでは全く不安のない堂々たる歌いぶりで、岩瀬さんも阿部さんも「大丈夫ね!」と安心したのでした。

ゆったりとストレッチしたあとに、さだまさし『いのちの理由』から歌い始め、『黒猫のタンゴ』『あなた』『おおブレネリ』となつかしの曲をみんなで歌いました。『おおブレネリ』では「私のおうちは亘理なのよ 阿武隈川のほとりなのよ」と替え歌にして楽しみました。『黒猫のタンゴ』では、岩瀬さんが21歳まで生きた飼い猫の思い出に触れ、「どこへ行くにもついてきた猫なんです」としみじみ話していました。歌の中でネコの鳴き真似をするところがあり、「どら猫や野良猫、いろいろな猫を想像してやってみてください」と岩瀬さんがアドバイスしましたが、みなさんの「ニャ~オ」はちょっと恥ずかしそうなシャイな猫でした。

講師演奏で、岩瀬さんは中島みゆき『糸』を歌いました。さきほどの『いのちの理由』もそうですが、人と人との縁という奇跡についてつくづくと考えさせられる歌ですね。松本さんはティリンデッリ『おお春よ』を披露し、のどの不調を吹き飛ばすような朗々たる歌声でみなさんを圧倒し、新春初回の最後を飾るにふさわしいパワーと華やかさで締めてくださいました。わーっ!と大喝采が湧き、「すごいねえ!」「すばらしい!」と皆さんの笑顔が一段と明るくなりました。
今年一年が平和で健やかでありますように。それでは、今年もよろしくお願いします!