お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_2月

2023.2.10

≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や津波被災地域にお住まいの
おおむね60歳以上の方々と毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)

3月5日の本番まで一ヶ月を切ったみやぎの「花は咲く」合唱団。残る練習会の回数もいよいよ少なくなってきて、じわじわと焦りと緊張を感じ始め、「大丈夫かしら」と口にするメンバーもいました。不安に打ち勝つには練習を重ねて自信をつけるのみ!講師の齋藤翠さん、伴奏の目々澤亜紀さんと一緒に頑張っていきましょう。みんなで肩のマッサージをしあって、体も心もほぐしてから練習をスタートさせました。

新しい課題曲の練習を始めたばかりのころは不安要素が色々とあったものの、ここ最近は翠さんに「今の歌い方、すごく良かったですよ!」と褒めてもらえることが増えています。背中にまで息を入れる、音程は高めにとる、歌うときはあくびの喉を、子音ではなく母音を響かせてetc・・・ これまでの練習で教わったことはメンバーそれぞれに着実に身についていて、きちんと歌声に反映されています。
そんな「花は咲く」合唱団の歌声で気になるのは、ちょっとスケール感が小さいこと。いつもメンバーだけでいっぱいになるような部屋で練習していますが、3月の本番では大きなステージに立って、当然ながら客席には合唱を聴きにきてくださったお客様が座っています。ホールで聴いてくださるお客様の心を動かすには、もっともっとエネルギーが感じられるような合唱にしたい、と翠さんがお話してくれました。練習でできなかったことが、本番で急にできるようになることはありません。パトナホールに立ち、たくさんのお客様を前にした自分たちを想像しながら、残りの練習を有意義なものにしていきましょう!