お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_2月②

2023.2.24

≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や津波被災地域にお住まいの
おおむね60歳以上の方々と毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)

まだまだ先だと思っていたコンサートの本番が、いよいよ来週に迫ってきました。本番直前のリハーサルを除けば、練習はあと2回だけ。講師の齋藤翠さん、伴奏の目々澤亜紀さんも「年が明けたらあっという間だね~」と時間が過ぎる速さに驚きつつ練習会場に入りました。次々と集まってくるメンバーも「もう来週だね!?」「服はどんなの着る?」と、そわそわした様子です。まずはいつも通りのウォーミングアップで心を落ち着けましょう。

体がほぐれたところで発声練習を始めたのですが、その声の響きの美しいこと!いつもは声を出しているうちにだんだんとエンジンがかかってくるのですが、今日は最初からバッチリです。翠さんも「調子がいいですね、すごく良い声です!」と感心していました。その勢いで歌の練習に入りましたが、今日は声量も声の響きも、前回の練習よりずっと良くなっていました。翠さんが褒めてくれたのはもちろん、歌っている自分たちでも違いが感じられたので、本番に向けて大きな自信になったのではないでしょうか。
あんまり良い声で歌えているので、もっと欲が出てしまうという翠さん。ブレスの位置は、ハミングの響かせ方は、細かい音程の処理の仕方は・・・と細かい部分まで指導してくれます。「同じ音を伸ばすときは、放物線をイメージして歌うと最後まで響きが落ちないませんよ」といった分かりやすい説明をしてくれるので、メンバーもすぐに反映させることができます。次から次へと課題が出されますが、本番を控えて気合いが入っているメンバーはへこたれません。楽譜にメモをとりながら、熱のこもった翠さんの指導を吸収していきました。次回の練習は本番と同じパトナホールをお借りしての練習となります。最後まで気持ちを切らさず、頑張っていきましょう!