お知らせ

田子西「うたカフェ♪」_3月

2023.3.17

仙台市宮城野区にある復興公営住宅の田子西市営住宅ではk
町内会主催のサークル活動として、この住宅とその周辺にお住まいの方々の
交流の場「うたカフェ」を2014年10月から始めました。
昔なつかしい歌声喫茶にヒントを得て、みんなで歌を楽しもうという趣向です。
復興センターでは仙台オペラ協会と協働し、音楽リーダーをコーディネートしています。
(仙台市「音楽の力による震災復興支援事業」)

今日の仙台は風がとても強く、日差しはあっても体感としてはずいぶん寒く感じられました。集会所近くに咲いていた紅梅の枝も風に大きく揺れています。明日はさらに寒くなるようで、なかなか春本番とはいきませんね。
そんなお天気でしたが、参加者のみなさんは風にあおられながらも続々と集会所に集まってくれました。先日からマスク着用の基準が緩和されていますが、うたカフェではまだしばらくの間は参加者へのマスク着用をお願いしています。それでも基準緩和が多少なりとも気持ちに変化をもたらしたのか、スタートを待つ間のおしゃべりの声がちょっと大きく、賑やかになっていました。何の気兼ねもなくマスクを外して笑い合える日が早くきてほしいと、改めて感じます。
その日に備えて、今日も元気に声を出していきましょう!音楽リーダーは仙台オペラ協会ソプラノ松本康子さん、岩瀬りゅう子さん。ピアノは富樫範子さんです。

オープニングに、松本さんが『オー・プリマヴェーラ(春よ)』を歌ってくれました。今日は”お”がつく歌特集ということで、ウェルカムソングにこの曲を選んだそうです。さらにウォーミングアップは『大きな栗の木の下で』をめいっぱい体を使いながら歌いました。松本さんのリードで思いっきり大きく体を動かすと、肩甲骨のあたりがほぐれてスッキリしました。続いては岩瀬さんと『きらきら星』と『かすみか雲か』で脳トレを。2つのグループに分かれて2曲を一緒に歌ったのですが、ちょっとメロディが似ていて引きずられそうになるので、みなさん真剣な顔で歌っていました。

今日のプログラムのメインはかの有名なカンツォーネ『オー・ソレ・ミオ』のイタリア語での歌唱に挑戦することです!突然のイタリア語にみんなの腰が引けてしまわないか心配でしたが、折りしも昨日WBCでイタリアに快勝していたこともあってか、みなさん意欲的でした。それらしく歌うためのコツとしては「単語ごとに切れ目を作らないで歌ったほうが歌いやすい」とのこと。言葉の入れ方はそんなに難しくないので、カタカナ発音ではありますがけっこうよい感じに歌えていました。最後に高い音を長く伸ばすところについては、「野球のボールを遠くに投げるイメージで歌うと出ますよ!」と、これまたWBCを踏まえたアドバイスが、ボールを投げるジェスチャーをしながら歌ってみると本当に思いがけず高い音も出せるようになって、みなさん驚いた様子でした。イタリアの次はフランスが舞台の『オー・シャンゼリゼ』。おしゃれをして街に出たくなるようなウキウキした曲を、みんなで楽しく歌いました。
日本の曲からは『お猿のかごや』と『朧月夜』を歌いました。『お猿のかごや』は言葉数が多く早口言葉のようで、歌いこなすのが意外と難しい曲でした。ただくり返し登場する囃し言葉のリズムが楽しいので、みなさん一生懸命口を動かしながら楽しそうに歌っていました。反対に『朧月夜』はしっとりとしたメロディで、みなさん情感たっぷりに歌っていました。「やっぱり日本の歌は落ちつきますね」としみじみ言った松本さんの言葉に、みなさん頷いていました。

ミニコンサートでは、まず岩瀬さんが『お菓子と娘』を歌ってくれました。曲の主人公は2人のお菓子好きの巴里(パリ)娘。2人がお菓子屋さんで買ったエクレール(エクレア)を【腰もかけずに むしゃむしゃと】食べる様子が目に浮かぶ、とっても可愛らしい楽曲でした。日本ならエクレアではなくお団子でしょうか。お出かけが楽しくなるこれからの季節、おいしいおやつを買いに行くのもいいですね。
”あ”から始まった「◯がつく歌シリーズ」も今日で5回目、ちょうど年度末にあ行が終わったので、五十音全てが登場する「ひらがなの生き方」で今年度のうたカフェを締めくくりました。こちらは以前に松本さんが歌った曲ですが、今日は岩瀬さんとの二重唱で歌ってくれました。自分のこれまでの生き方を振り返り、またこれからの生き方を考えさせてくれるこの曲は、何度聴いても心が洗われるようです。お二人の優しいハーモニーに耳を傾け、清々しい気持ちになれました。

 

 

こちらの「うたカフェ」は町内会さんのご協力のもと、新年度も継続させていただけることになりました。4月からもみなさんと楽しい時間を過ごせたら嬉しいです。また次回もお待ちしています!