お知らせ

亘理「うたのひろば♪にゃん」_4月

2023.4.20

復興センターでは歌のサークルMorino花ccoのみなさんと協力して 
宮城県亘理町で月に1回「うたのひろば にゃん♪」を開催しています。

新年度最初の「うたのひろば」には新しい参加者もお久しぶりの参加者もいらして、始まる前からにぎやかな雰囲気でした。音楽リーダーはソプラノ岩瀬りゅう子さん(仙台オペラ協会)とピアノ阿部恵美子さんです。みんなで一緒にはつらつと体操から始めました。

今日のプログラムは『赤い花、白い花』『この広い野原いっぱい』ほか昭和40年代のヒット曲を中心に構成されていました。青春の純粋な恋ごころを思い出させる歌詞に「こんな時代もありましたよね、皆さん!」と岩瀬さんが問いかけると「あはははー(^▽^;)」と照れ笑いが沸きました。
青春を彩った歌の数々に「良い思い出も、そうでない思い出も重ねてみましょう。そして今、こうしてみんなと一緒に歌える幸せを感じてください」と岩瀬さんは語りました。
続いて、青春ドラマ主題歌だった『ふれあい』を歌いました。歌った中村雅俊さんは宮城県の出身ということもあり、放送当時はどなたも親しんだ歌でしょう。そういえば、コロナ禍で失われたものの筆頭が人と人とのふれあいでした。コロナ時代がまもなく明けることへの希望をこめての選曲です。「人はみな一人では生きてゆけないものだから」というフレーズがいっそう実感を持って心に染みてきます。「ここは音楽用語でルバートとありますから、心の思うまま自由なテンポで歌ってみてください」とアドバイスがあり、みなさんそれぞれに思いを込めて歌いました。

最後に、岩瀬さんがイングランド民謡の『グリーン・スリーブス』を歌い、みなさんはせつない旋律に耳を傾けていました。心の洗濯と申しましょうか、月に一度の短い時間ではありますが、こうした特別なひとときが参加する方々を支え、励ましているのでしょう。全員がマスクをはずしてのびのびと歌える日が早く来るといいですね。