当センターは歌のサークルMorino花ccoのみなさんと協力して　
宮城県亘理町で月に1回「うたのひろば♪にゃん」を2020年9月から開催しています。

今朝は小雨模様で、少しほっとしました。暑く長かった夏もようやく過ぎ去ろうとしています。秋のお彼岸で何かと用事の増えるこの頃です、参加者はいつもより少なめでしたが、楽しく歌っていきましょう。
さて、音楽リーダーの仙台オペラ協会ソプラノ岩瀬りゅう子さんは数日前にオペラ公演の大舞台を終えたばかりですが、疲れも見せず軽やかに登場しました。ピアノ阿部恵美子さんはその舞台を観たそうで、「面白かった…！」と感激していました。季節はすっかり“芸術の秋”ですね。
ウォーミングアップは手指のストレッチに始まり、脚を軽くたたいたり胸を開いたりしました。たたくときの振動が心地良い刺激で、身体が目覚めるような気がしました。発声練習ではドからシまで1オクターヴの各音を、ゆったり8拍のばすことをやりました。声が途切れないように吐く息の配分に気を使うと、おのずと腹筋が意識され、全身運動になりました。
本日のプログラムは『ないしょ話』『げんこつやまのたぬきさん』ほか、童謡を中心にした構成でした。
『とんぼのめがね』では、ちょっとしたアクセントとして歌い終わったときに「キラッ！」と言いながらメガネを持ち上げてみました。
『あめふりくまのこ』は今日の気分にぴったりです。「やさしい気持ちで歌ってみましょう」と岩瀬さんが言うと、みなさん子守唄でも歌うかのようにそっと歌っていました。
『夕方のおかあさん』はカナカナ蝉の声を模した前奏が印象的な歌です。さまざまな動物のおかあさんが「ごはんだよ」と子供を呼びに来る情景が描かれています。まず女声が「ごはんだよ～」と歌い、やまびこのように男声が追いかけます。声で奥行ある夕焼け空を描いたように感じました。3番の「サヤサヤ風が笹の葉なでた」は、「Sの子音を活かすように歌ってくださいね」とアドバイスがありました。
最後に岩瀬さんは来月の予告として『愛の花』を歌いました。NHK朝のドラマの主題歌です。参加者のNさんいわく、テレビにつられて毎朝この歌をうたうと、夫のMさんが毎回拍手してくれるのだそうです。微笑ましいエピソードですね。仲良しぶりが目に浮かびます。

季節の替わり目で風邪などひかないように、また来月も元気に会いましょう！