お知らせ

亘理「うたのひろば♪にゃん」_10月

2023.10.19

当センターは歌のサークルMorino花ccoのみなさんと協力して 
宮城県亘理町で月に1回「うたのひろば♪にゃん」を2020年9月から開催しています。

晩秋のうららかな天気を小春日和と言うそうですが、今日は「小夏」日和とでも言うべきか、少し汗ばむほどの陽気となりました。
会場に着くと、ハロウィンかぼちゃが出迎えてくれました。現地のお世話役の村上さんは、季節ごとの飾りつけや小物を用意してくださいます。音楽リーダーのソプラノ岩瀬りゅう子さんとピアノ阿部恵美子さんも、村上さんが持ってきたハロウィン仕様のかぶり物を着けて登場しました。

ウォーミングアップはグー・パーを繰り返す手の体操にはじまり、
腕を伸ばし、胸を開き、脚を叩いて、足踏みをして、全身を目覚めさせます。
窓から入るそよ風が気持ちよく、身体がのびのびとしてくる感じがします。
首や足首をゆっくり回して、深呼吸。歌う準備はばっちりです。

さて、今日は秋尽くしのプログラムです。『ちいさい秋みつけた』『秋の子』『里の秋』『赤とんぼ』など、秋の歌は本当にたくさんありますね。どの歌もちょっと寂しさやせつなさが漂うのがポイントでしょうか。
歌の表現として『ちいさい秋みつけた』の冒頭にある「だれかさんが」の繰り返しはだんだん大きくし、「ちいさい秋」の繰り返しはだんだん小さくしていくことを試しました。「繰り返しは、ただ繰り返しちゃあダメなんですよ」と岩瀬さんが言いました。歌を立体的にしていくコツなんですね。
3番の最後で「見つけた~」とオクターヴ上がるときに、「ボールを投げる感覚で、声をぽーんと飛ばしてみましょう」と投げる動作をしながら歌いました。声とイメージと動作が連動するのが面白いですね。

『赤とんぼ』では4番を小さめにゆっくり歌い、最後は指の先にとんぼを止まらせるイメージで、そうっと人差し指を出してやさしく歌いました。ふうっ…とした余韻が会場内に残って、しみじみとこの歌の良さをあらためて噛みしめているような雰囲気がありました。故郷の風景は大きく変わりましたが、みなさんの心の中にそれぞれの故郷の風景が息づいているのでしょう。
今日もみんなでほがらかに歌うことができました。今週末は冬の到来を思わせる冷え込みになるとの予報が出ています。風邪ひかないように気をつけましょう!