お知らせ
亘理「うたのひろば♪にゃん」_12月
- 2023.12.21
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当センターは歌のサークルMorino花ccoのみなさんと協力して
宮城県亘理町で月に1回「うたのひろば♪にゃん」を2020年9月から開催しています。
(今年度は令和5年度宮城県NPO等による心の復興支援事業補助金を受けて実施しています)今年最後の「うたのひろば♪にゃん」は穏やかな天候に恵まれました。年の瀬のためか参加者は少なめでしたが、朗らかに歌を楽しんでいました。さあ、音楽リーダーのソプラノ岩瀬りゅう子さん(仙台オペラ協会)とピアノ阿部恵美子さんが準備してきたプログラムは、今日も盛りだくさん!
手足を伸ばしたり体をひねったり、しっかり準備体操をしてから挑みますのは、ベートーベン第九交響曲の一節『よろこびの歌』です。今日の亘理の天気はまさに「晴れたる青空、漂う雲よ」でした。
続いてはアダン『さやかに星はきらめき』、グノー『アヴェ・マリア』を日本語詞で歌いました。どちらもものすごい高音のところがあり、ちょっとたじろいでしまいますが、岩瀬さんは「声が出なくても、歌おうとすることが大事ですよ!」「ボールを投げるつもりで歌ってみてください」とみなさんを励ましました。高音が出なくても、多少ずれたりしても、やはりこの時季は讃美歌を歌うたのしみがありますね。心がすうっと落ち着く雰囲気が良いなあと思います。
また、夜にはオリオン座がよく見えていますね。きらめく星々を思い描いて『冬の星座』を歌いました。みなさんの歌声に岩瀬さんはハーモニーをつけて歌い、みんなで声の重なりと響きのふくらみを味わいました。
次はオランダ民謡の『サラスポンダ』を歌いました。「オドラオ、オドラポンダオ~」と、意味はまったく分かりませんが、早口言葉のような歌詞と軽快なメロディで、それまでのしっとり落ち着いた雰囲気からがらりと一転、フォークダンスでも踊り出したくなるような明るさに変わりました。
その勢いで、最後に『あわてんぼうのサンタクロース』を簡単な振り付きで歌いました。ドンドンドンと膝をたたき、チャチャチャでは肩をたたき、シャラランランでは耳元で指をくるりと回します。5番の歌詞ではすべての振りが出てくるので、みなさんも岩瀬さんもあわあわしながら歌って踊っていました。
「今日も楽しかったです~」「今年もいろんな歌をありがとうございました」と、参加者のみなさんは笑顔で帰っていきました。どうぞ良いお年をお迎えくださいね。
現地のお世話役を務めてくださるNさんのおかげで、温かくフレンドリーな雰囲気の「うたのひろば」なのです。今年もいろいろとありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。