お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_5月

2024.5.24

≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて仙台市宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や
津波被災地域にお住まいの、おおむね60歳以上の方々と
毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)

今日は夏日の仙台です。「暑いねえ」と汗を拭き拭き、団員のみなさんが集まりました。今日も講師のソプラノ齋藤翠さん(仙台オペラ協会)とピアノ目々澤亜紀さんと一緒に元気に歌いましょう!
ストレッチした後、のど慣らしに『夏は来ぬ』を歌いました。「来ぬ」は来ないという意味でなく、来たという完了形だとの解説があり、翠さんは「こ、き、く、くる、くれ、こ、こよ」と動詞活用をホワイトボードに書き出して、みなさん「なつかし~い」と遠い学生時代に思いを馳せました。歌詞の意味を理解しないことには表現にはなりませんからね、文法分析も大事な作業です。

さて、課題曲『春のメドレー』の練習に取り掛かりましょう。前回、超特急で音取りしてみたアルトパートでしたが、こちらの予想以上に覚えていて、二部合唱の雰囲気をけっこうたのしめました。
褒め上手な翠さんの指導は今日もぐいぐい進みます。メドレーなので、歌のつなぎ目をピックアップして繰り返し練習しました。

ソプラノパートはほぼ主旋律を歌うため、アルトほどの苦労がない代わりに、音程は厳密に揃えたいところです。
「同じ音が続くときは斜め上にあがっていくような気持ちで歌うと、音程が下がりにくいですよ」
音程だけでなく、姿勢や顔の筋肉も重力に負けないように持ち上げて、明るく歌ってくださいね。

また、音の違いを階段に例えて、上がったり下りたりしつつ、全音や半音の説明がありました。
Aさんが楽譜の中に見慣れない記号があったのを見つけて「これ、何ですか?」と質問しました。
「これはダブルシャープです」との答えにみなさん「は???」と面食らった様子でしたが、「耳で聴いて、音で覚えれば大丈夫ですよ!」と励まされていました。
練習には常に新たな発見と挑戦がありますね。今日もお疲れさまでした!