≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて仙台市宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や
津波被災地域にお住まいの、おおむね60歳以上の方々と
毎月1回合唱の練習をしています。
2013年10月から続いている活動です。
（仙台市音楽の力による震災復興支援事業）

先月、風邪でお休みだった講師の齋藤翠さんですが、今日は元気に登場しました。「2か月空くと、ものすごーく久しぶりな感じがしますね！」と、伴奏の目々澤亜紀さんや合唱団メンバーと挨拶を交わしていました。
今朝はこの宮城野区文化センターの入り口で鈴虫の頒布会があり（宮城野区は和歌に多く詠まれた故事にちなんで「すずむしの里づくり」に取り組んでいます）、翠さんはさっそく購入したそうです。秋が楽しみですね。
さて、なんと今日も新曲が用意されています。入念にストレッチや発声練習をして、譜読みから始めました。曲は映画『天空の城ラピュタ』でおなじみの『君をのせて』です。
これまでは混乱を防ぐため、リピート部分の1番かっこ、2番かっこに戻らないで済むように、頭から終わりまで一方通行で進むように楽譜を切り貼りしていたのですが、今回は「普通の」楽譜のままで練習してみることにしました。ページを左右にめくりつつ「あら、どこに行くんだっけ？」とあたふたする人もいましたが、これも慣れですので、がんばってみてください。
毎回、メンバーがのど飴やお菓子を差し入れてくださるのですが、今日は塩分タブレットが10袋以上あつまって壮観でした。暑さの中、お互いを気遣う気持ちが形になったんですね。ゆるゆると、無理せず歌っていきましょうね。

さて合唱練習後は、翠さんと目々澤さんは居残りで録音作業に取り組みました。
メンバーが自宅で練習できるよう、音取り音源をつくるのです。いつもとちがう緊張感の中、何度か撮り直ししましたが、録音技師のハンダさんの頼もしいサポートでなんとか乗り越えました。みなさんお疲れさまでした！