お知らせ
泉中央南「歌声サロン」_8月
- 2024.8.19
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仙台市泉区の復興公営住宅で2015年10月から「歌声サロン」を始めました。
復興センターでは音楽リーダーをコーディネートし、
泉中央南町内会と協働してこのサロンを開催しています。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)今日もお暑うございますね。暑さに負けず、音楽リーダーのソプラノ佐藤瑛利子さんとピアノ原田満梨奈さんと一緒に、ほがらかに歌っていきましょう!
ウォーミングアップで軽くストレッチ、発声練習では高音を滑らかに出すエクササイズとして、手を上空にぱっと開きそのまま前方に弧を描いて下ろしてくる動作をつけて「あ~」と声を出しました。
手の動きにつられて声がしっかり出るようになるのが面白いですね。さて、夏と言えばお祭りに花火に盆踊り、瑛利子さんはみなさんに盆踊り気分を味わっていただこうと、『炭坑節』を振り付きで用意してきました。すると、客席から「踊れます!」とお二人が手を挙げてくださったので、前に出て披露していただきました。
「掘って、掘って、担いで、押して、開いてチョン!」と所作の説明もありました。地面を掘り、石炭袋を担いで、トロッコを押して…と、炭鉱労働の様子が踊りになっているんですね。なるほど!
のち、「シンギングチーム」「ダンシングチーム」に分かれて、交代で歌と踊りをみんなで楽しみました。芸達者な方がいると盛り上がりますね。ご協力ありがとうございます!
続く『恋のバカンス』ではザ・ピーナッツよろしく二部のハモリに挑戦しました。ラストの「恋の~バ~カ~ン~ス~ぅ~」部分だけではありますが、ソプラノとアルトそれぞれを練習し、各自好きなパートを歌いました。それらしい雰囲気になって「いい感じですね!」と演奏家がほめていました。ハモれると、歌うことがさらに楽しくなりますね!先月にリクエストいただいた『切手のないおくりもの』では、「すばやいブレスがポイントですよ!」とのアドバイスがあり、一瞬をねらった腹式呼吸の練習をおこないました。おだやかな曲想と思いきや、腹筋含め全身をつかう歌なんですね。やってみるといろいろなことがわかるものです。
後半のミニコンサートでは、パリ五輪を楽しんでテレビ観戦したという瑛利子さんが『巴里の空の下』を歌いました。みなさんにはよくおなじみのシャンソンです。ちょっと陰りのあるメロディにのって右に左にゆれている姿がありました。
満梨奈さんは「みなさんにお手伝いいただきたいことがあります!」と、いわゆる裏拍のリズム打ちを一緒に練習しました。ズンチャッ、ズンチャッと始まったのは『コーヒー・ルンバ』です。これもみなさん大好きな曲らしく、「ああ!」と歓喜のため息が聞こえてきました。
満梨奈さんの躍動的な鍵盤さばきを見ようと、立ち上がって横からのぞきこむ方もいました。どんなことになっているのか、気になりますよね。最後は、昭和時代に三波春夫が歌った『東京五輪音頭』が披露されました。意外な選曲に「え!?」とみなさん喜んで、「そぉれ、トトント、トトント」とお二人の演奏を手拍子で応援していました。
歌って踊って手拍子して、と盛りだくさんの歌声サロンは大団円でお開きとなりました。ありがとうございました!