お知らせ

〈文化庁芸術家派遣事業〉宮城県立小松島支援学校へ

2024.12.19

復興センターは、文化庁令和6年度学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業〈東日本大震災復興支援対応〉を
受託する実行委員会の一員として、音楽プログラムをコーディネートしています。

氷点下の冷え込みとなった今朝は、仙台市青葉区にある宮城県立小松島支援学校へうかがいました。
出演は仙台オペラ協会のみなさん(ソプラノ松本康子さん、ソプラノ鬼木麻衣さん、メゾソプラノ野田みのりさん、ピアノ尾澤香織さん)です。

会場の体育館には中学部生徒およそ50名と先生方約20名が集まりました。
ステージには生徒が手づくりしたクリスマスのデコレーションがなされていて、演奏家たちは「わあ、かわいいー!」と喜んでいました。

モーツァルトやグノーのオペラアリアのほか、おなじみのクリスマスソングが披露され、天井の高い体育館に歌声がよく響きました。客席からは「ブラボー!」という声が上がりましたよ。
「オペラをやってみよう」のコーナーで、生徒たちはとても高い音を出すことに挑戦しました。やわらかく澄んだ声が聞こえてきて、演奏家は「素敵です!」と感激していました。
『赤鼻のトナカイ』では、生徒も、先生も、手話を交えた振付でたのしげに踊っていました。終演後、クラスごとに記念写真を撮って、生徒たちはご満悦の様子でした。
戸外は凍える寒さでしたが、みなさんのおかげで心温まる演奏会になりました。ありがとうございました。