お知らせ
泉中央南「歌声サロン」_2月
- 2025.2.17
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仙台市泉区の復興公営住宅で2015年10月から「歌声サロン」を始めました。
復興センターでは音楽リーダーをコーディネートし、
泉中央南町内会と協働してこのサロンを開催しています。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)昨日の暖かさはどこへやら、冷たい風に雨がぱらつく月曜日です。泉中央南市営住宅のそばに流れる七北田川には白鳥が一羽、寒さを気にする様子もなく羽を休めていました。
さて、音楽リーダーのソプラノ佐藤瑛利子さんとピアノ原田満梨奈さんは2月にちなみ「節分」「ヴァレンタイン」「ネコ」をキーワードに楽しいプログラムを用意してきましたよ。今日も元気に歌いましょう!
まずはゆっくりストレッチして体をほぐし、童謡『春よこい』に合わせて手拍子のリズム打ちと簡単な体操をしました。のち、「猫になったつもりで発声してみましょう」と、みんなで招き猫のまねをして「にゃああああ」と音程を変えながら声を出しました。これは、鼻と頬に声を響かせ、また、眉間のあたりに声のポジションを集めるためのエクササイズなのです。みなさん面白がってやっていました。
本日の課題曲は、節分にちなんで『鬼のパンツ』と、ヴァレンタインにちなんで佐良直美『世界は二人のために』と都はるみ『アンコ椿は恋の花』です。
中でも『アンコ椿…』ではさきほどの猫の発声練習が最大限に活かされて、サビの「あんんこぉぉぉ~」の高音もぐっと鮮やかに歌うことができました。音楽リーダーのお二人も「すごーい!」とおどろくような歌声で、みなさんも嬉しそうでした。
後半のミニコンサートではザ・ピーナッツ『情熱の花』でノリノリに体を右に左に振って踊り出さんばかりになっている人がいました。青春の一曲なのでしょうか。
満梨奈さんは「ヴァレンタインにちなんで、ハート模様の服を着て来ました~」とワンピースをひるがえし、「あらステキ~!」とご婦人方が応えます。
そして猫耳のカチューシャを着けて、ピアノソロでショパン『猫のワルツ』を披露しました。「小犬は知っていたけど、猫もあるんだねえ」という声が聞こえました。猫のきまぐれな様子が浮かんでくる華麗な演奏に「わ~」とみなさん圧倒されていました。
アンダーソン『踊る仔猫』で、瑛莉子さんも猫耳をつけて、トライアングルやウッドブロック、スライドホイッスルを演奏しながら歌いました。最後の犬の吠え声に「うわぁ」とびっくりする人や、スライドホイッスルのユーモラスな音にくすくす笑い出す人もいましたよ。盛りだくさんな工夫に新鮮な刺激を受けて、みなさん「楽しかった~!」と明るい笑顔で帰って行きました。参加者がまた新しい人を誘って来てくださるのがありがたいですね。
久しぶりに顔を出した方が「普段はしゃべる相手もなくてさ、声を出すことがないんだよね。だから、ここへ来るといいなあって思うの」と言っていました。是非また来てください!