お知らせ
田子西「うたカフェ♪」_3月
- 2025.3.21
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仙台市宮城野区にある復興公営住宅の田子西市営住宅では
町内会主催のサークル活動として、この住宅とその周辺にお住まいの方々の
交流の場「うたカフェ」を2014年10月から始めました。
昔なつかしい歌声喫茶にヒントを得て、みんなで歌を楽しもうという趣向です。
復興センターでは仙台オペラ協会と協働し、音楽リーダーをコーディネートしています。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)3月下旬となりだいぶ気温は上がってきましたが、まだまだ風が強くて冷たい金曜日。強風にもかかわらず今日は28名もの参加があり(なかにはこの強風の中、自転車で来た方も!)集会所は満員御礼となりました。今日も集会所内は、喫茶ひこのマスター西垣さんが淹れたコーヒーの香りに包まれています。
本日の音楽リーダーも、仙台オペラ協会のソプラノ松本康子さんと岩瀬りゅう子さん、そしてピアニストの富樫範子さんです。まずは「は~るがき~た~♪は~るがき~た~♪」と歌いながらの準備体操、みなさん目一杯手を上げてしょっぱなからエンジン全開!次は鼻から声を出す練習で「春の香りを感じながら~。ひこさんのコーヒーの香りを嗅ぎながら鼻から声を出してみてください」と松本さん。そう言われると、皆さん何となく香りをイメージしながら出来ている様子でした。
今日みんなで歌うのは、この時節にふさわしい「春」や「花」にちなんだプログラムです。まずは『どこかで春が』を松本さんの作った体操で体を大きく動かしながら歌います。「や~ま~のさんが~つ~♪でメロディーが変わるので、ここで山をイメージしてもっと大きく手を広げて~」と松本さんに言われると、みなさんのびのびと手を大きく広げて気持ちよさそう。
続いて『うぐいす』『花言葉の歌』『東京の花売り娘』の3曲を何度も繰り返して練習しました。『花言葉の歌』では松本さんが「この曲には~青い花なら~という歌詞があって珍しい花の色ですけど、皆さん青いバラの花言葉ってご存じですか~?“奇跡”とか“夢がかなう”っていう花言葉だそうですよ。ちなみに赤いバラは“愛情”、黄色いバラは“嫉妬”らしいです」と言うと、皆さん「へえ~!初めて知った」という方もいらっしゃって、しばし“花言葉”談義に花が咲きました。
今日は初めて歌う曲やちょっと難しいフレーズもありましたが、皆さん難なくこなされてここでひと休憩。お待ちかねの喫茶ひこさんのコーヒータイムです。今日のおやつは美味しいホワイトチョコでした。続くミニコンサートでは、松本さんが福山雅治の『桜坂』、岩瀬さんが中田喜直作曲の『さくら横ちょう』、最後にデュエットで森山直太朗の『さくら』を歌ってくれました。みなさん、お二人の美声に「やっぱりいいお声よねぇ」とうっとり。最後は今日も拍手喝采でお開きとなりました。
次回の4月のうたカフェの頃には、桜も咲いているのでしょうね。次回はどんな「春」の歌が歌えるのでしょうか。今から楽しみです!