お知らせ

みやぎの「花は咲く」合唱団_4月

2025.4.25

≪みやぎの「花は咲く」合唱団≫
かつて仙台市宮城野区の仮設住宅にお住まいだった方や、津波被災地域にお住まいの60歳以上の方々と
毎月1回、合唱の練習をしています。2013年10月から続いている活動です。
(仙台市音楽の力による震災復興支援事業)

今日は新年度最初の練習会です。講師のソプラノ齋藤翠さん(仙台オペラ協会)とピアノ目々澤亜紀さんは新曲を用意して団員を待ち受けます。
昨年度は転倒による骨折で4名が負傷していましたが、それぞれ回復して、「おひさしぶり!」「ご心配をかけまして…」と元気な姿を見せ、晴れて全員出席となりました。
まずはのど慣らしに文部省唱歌の『鯉幟』を歌い、恒例の股関節回しやストレッチをやりました。翠さんはテレビやラジオで新しいストレッチ技を仕入れてはみなさんに伝授します。両腕を左右に伸ばし、握った手の甲を前に向けてくるくると小刻みに回しますと、肩甲骨や二の腕にいかにも「効く~!」という感じがしました。そのおかげかどうか、その後の発声練習ではいつもより高い音程まで声が出ていました。
今年度、挑戦する新たな課題曲は、久保田早紀『異邦人』と岡村孝子『夢をあきらめないで』です。『異邦人』では「この歌、大好きなの!」「イントロが最高だよね」という声が聞こえてきました。うれしそうです。
『夢を~』のほうは「知らないなあ…」と言う方もちらほらいましたが、翠さんと亜紀さんが演奏してみせると「ああ、これね!」と反応していました。

さっそくパートごとに音取りし、「じゃあラララで歌ってみましょう」「じゃあ歌詞をつけてみましょう」「じゃあみなさん一緒に…」と、翠さんのリードに沿って歌っているうちに、なんとハーモニーを歌うところまでいくことができました。もちろんまだ音程は正確ではないですが、声を重ねることの醍醐味は伝わってきます。あれよあれよとあっけに取られているうちにハモれてしまって、みなさんまんざらでもない様子です。傍で見ていて、これも長年の積み重ねだなあと感心しました。歌を磨いていくのが楽しみですね。それでは今年度もよろしくお願いします!